オールインワンが嬉しいコーヒーメーカー「cafesolo」の実力
eva solo「cafesolo 0.6」価格9,450円(税込)
他に1リットルのラージ(9,975円)もある |
輸入雑貨屋さんやキッチン用品店、あちこちの通販サイトや通販カタログなどでモノをみかけることは多くても、実際の声があまり聞こえてこないモノというのは色々あります。中でも、このeva solo社のコーヒーメーカー「cafesolo」は、その独特のルックスと、これ一つで完結するシンプルなスタイルで、ガイド納富としても、「何だかとても欲しい」モノの上位にランクインしていました。
そこで、思い切って購入し実際に使ってみたら、これがかなりのモノだったので、ちょうどバレンタインギフトを選ぶシーズンでもあり、「これ、もらえたら凄い嬉しいかも」と思ったこともあって、その実力とか、使い勝手などを、ここで紹介しようと思ったのでした。いや、これが本当に、中々のものだったんです。
まずは、そのスタイルですね。容器が基本的に1つ、というのは収納するにも、実際に使うにも煩雑にならず便利なものです。ドリップ式でもサイフォン式でも、二つ以上の容器が必要になることを考えれば、このcafesoloの、カラフェ(ガラスの本体)とフィルター部分と蓋、というセットのシンプルさは、便利だしカッコ良いなあと思うのです。
珈琲の味と香りを余さずにカップに注ぐ
粗挽きのコーヒー豆とお湯を入れてかき混ぜる |
また、その独特の珈琲の淹れ方も、実際に味わってみると納得のものでした。淹れ方の基本は、粗びきに挽いたコーヒー豆をフラスコ状のカラフェに入れて、そこにお湯を注いで付属のマドラーで攪拌。保温用のウェットスーツのようなカバーを着せて、フィルターを装着、蓋を閉めて4分ほど待てば出来上がり。
保温カバーと蓋をセットして4分待つ
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蓋を付けたまま注ぐことが出来るし、口からたれた珈琲は、カラフェに戻るように作られているので、保温カバーやテーブルを汚すことがありません。こういう、小さなアイディアが、道具の良し悪しを決めるとガイド納富は思っているので、注ぎながら、つい嬉しくなったりしてしまいました。
カップに注ぐ。蓋や注ぎ口がとても優秀
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出来上がった珈琲は、ドリップ式で淹れた場合と比べて、豆の味わいがストレートに出ているように思いました。香りやコクが、ドリップの時に比べてかなり強いのです。それでいて、後口がスッキリするので、つい大量に飲んでしまいました。ただ、どちらかというと味わいがシャープに出るので、柔らかさを求める人には向かないかもしれません。
ポイントは、なるべく新鮮な挽き立ての粗びきの豆を使うこと。珈琲を買う際に、「粗挽きでお願いします」とか「コーヒープレス用の粗挽きで」と指定すれば良いでしょう。電動コーヒーミルでは、30gy程度の豆を約5~7秒くらい挽くと良いようでした(ここは好みに応じて)。
氷の上に注いでアイス珈琲にしたり、温めたミルクに注いでカフェオレにしたりするのにも向いた珈琲の淹れ方だと思いました。また、透明感の高い味わいというか、珈琲自体の味がハッキリ出るので、豆の良し悪しが分かりやすいようです。なので、それなりに美味しい豆があるときに使いたいと思っています。また、豆の個性にあわせて、シャープに淹れたい時はcafesoloで、穏やかに淹れたい時はドリップでと使い分けるのも楽しみです。
コーヒーメーカー以外の用途でも活躍
お茶を入れて保温サーバーとしても使える
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このcafesoloの凄さは、その珈琲の味わいよりも、むしろ保温カバーと、シリコンラバーを上手く使った蓋による保温力の高さかも知れません。蓋はラバーによって、外気が入らないようにしっかりと閉まるのですが、そのまま中の珈琲を注ぐことも可能という、考えられたもの。さらに、ウェットスーツばりの保温カバーが外気をシャットアウトするので、真冬の軽く暖房した部屋(室温18度程度)でも40~50分は、熱い珈琲が飲めるのです。
といっても、珈琲は常に豆に触れた状態なので、あまり長時間だとエグみが出てしまいます。しかし、例えば熱い珈琲や紅茶、日本茶などを、このcafesoloに直接入れて、蓋をして保温スーツを着せれば、食事の間中、熱い飲み物を好きなだけ楽しむことが出来ます。長く湯に浸していても渋くならない、良質の中国茶なら、茶葉を入れて、時々お湯を注ぎ足せば、いくらでも熱いお茶が楽しめます(フィルターが茶漉しの役割を果たしてくれます)。
当然、氷をたっぷり入れて冷たい飲み物を保温するという使い方も可能です。注ぎやすさ、使い勝手の良さは、そのデザイン性の高さと同時に折り紙付きですから、アウトドアなどでも楽しめそうです。
ガイド納富の「こだわりチェック」
このcafesolo、サイズは二種類。0.6リットル用と1リットル用が用意されていますが、価格はほとんど同じです。ガイド納富としては、珈琲をメインに楽しむなら、一度の利用で、大きめのマグカップにちょうど二杯の珈琲がはいる0.6リットル用をお勧めします。やはり珈琲は一度に飲み切るくらいがちょうど良いと思うのです。淹れるのが簡単ですから、お替わりはその都度淹れた方が味も良いですし。
珈琲よりもむしろ、温かい飲み物のサーバーとして使いたいなら、1リットル用が使いやすいと思います。この保温力で、この手軽さというのは中々他には見つからないと思うのです。それに、サーバーならば容量は多い方が使いやすいと思うのです。
後は、このメインテナンスの手軽さや、置き場所を選ばないデザイン、オールインワンの気楽さなど、男の人が持つ道具としての条件が揃っているのが面白い所です。洗練されたデザインで、しかも男性向きのキッチン用品というのは、かなり少ないものなのです。パッケージもキレイで、価格も手頃なので、男性用のギフトとしてとても良いのではないかと思うのです。
後は、一緒に耐熱ガラスのコップ(上の方の写真の珈琲が入っているガラスコップは去年のバレンタインギフト用にガイド納富が紹介したIITTALA社の耐熱グラス「HotCool」です)や、コーヒー豆(香港はペニンシュラホテルのブレンドなどはいかがででしょう。スッキリしたキレの良い味わいで、このcafesoloに合っていると思うのですが)、コーヒーミルなどを添えてプレゼントされたいものだと、ガイド納富は夢想するのでした。
<関連リンク>
・cafesoloの詳細情報と購入は、アシストオンで
・姉妹品、紅茶・ハーブ茶用の「Tea
maker」
・姉妹品、eva
solo社のジューサー「Citruspresser」
・cafesoloを発売しているデンマークのeva
solo社の情報はこちらから
・eva solo社のホームページ(英語)
・cafesoloが、少し安く替えるYahooのショップ「茶御在」
・IITTALA社の耐熱グラス「HotCool」の紹介記事はこちらから
・ガイド納富お気に入りのコーヒー豆「コクテール堂」
・ガイド納富お気に入りのコーヒーがある香港ペニンシュラ・ブティック