大きめに作られているのはワケがある「shuffle Swing」
バード電子「shuffle Swing」価格3,980円(税込)
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「shuffle Swing」は、バード電子のもう一つのiPod用ケースのラインアップ「Swing」シリーズのiPod shuffle版。こちらは、元々、ザックリと気軽にワイルドにiPodを使いたい人のための、「モノグサ仕様」のシリーズ。この「shuffle Swing」を見ても分かるように、右側にiPod本体を、左側にヘッドフォンを、ガサガサっと押し込んでおけば、カバンの中などでケーブルも絡まないし、本体の保護にもなるという優れ物。この気軽さが、「Swing」シリーズの魅力です。
そして、この「shuffle Swing」は、その「気軽さ」というコンセプトの元、カバンに適当に入れておいても、すぐに見つかるように、少し大きめのキーケースくらいの大きさで作られているのです。実際、iPod shuffleを持ち歩いていると、カバンの中で行方不明というのはありがち。さらに悪いことにカバン内でケーブルが絡んで取り出しにくくなってしまうことも多いのです。
前のページで紹介した「shuffle POCO」でも、ある程度はカバン内でのトラブルを回避できるのですが、こちらはケーブルが絡むということがまず無い上に、ケーブルを巻き付けるといった手間無く、ガサッとケーブルとヘッドフォンをケースに突っ込むだけでOKの手軽さが魅力。正に「モノグサ」のためのケースなのです。
ケーブルの長さの調整が出来るから本気で使いやすい
畳むと大きめのキーケースという感じ
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ケースにケーブルやヘッドフォン部分を突っ込めば収納完了というシンプルな構造は、それ以上に使いやすい機能も提供してくれます。それは、ケーブルの長さの調整です。つまり、ケーブルは必要な長さだけ引き出して使って、余りはケースの中に突っ込んでおけば良いのです。
くるりと全体を巻き込むようにしてベルクロで留める構造なので、極端な話、ケース部分に入れる必要さえありません。適当にケーブルをケース内に畳み込んで、そのままクルリと巻き込んでしまえば、それだけで収納出来てしまうのです。だから、必要な分のケーブルだけ外に出しておくのも簡単。これが出来るのも、ケースの大きさに余裕があるためと、「モノグサに便利」を追及しているからこそです。
大きいといっても普通のキーケースより一回り大きい程度で、iPod mini用のケースに比べても全然小さいのです。それでも、shuffle用のグッズは小さいというイメージがあるので、結構大きい感じがするのでしょう。その大きさは、今まで述べたように、必要があって決められたものなのです。
カバンやストラップに装着できるD管&ベルト
カバンのストラップなどに装着しても使える |
ケースの裏側には、カバンなどに吊り下げたり、ストラップを付けることが出来るD管が付いています。ケースが大きめなので直接ストラップで首から下げるなどしても、安全性が高いのも魅力です。
また、裏側にはベルクロ留めのベルトも付いていて、カバンのストラップに装着することも出来ます。軽いので小さなカバンのストラップに装着しても邪魔になりません。その上でケーブルの長さも調整できるので、街歩き用のミニショルダーなどと組み合わせると中々快適。まるでショルダーストラップに音楽機能が付いたような感じで使うことが出来るのです。
「shuffle Swing」と「shuffle POCO」は並べてみると、かなり大きさが違います。shuffleの機動性をなるべく損なわずに機能を追加する、ファッショナブルなセンスの「shuffle POCO」と、shuffleの小ささから来る使いにくさをカバーしつつ、「モノグサ」が求める機能性にこだわった「shuffle Swing」。どちらも、それぞれの魅力があり、使いたいシーンがあります。だからこそ、ガイド納富は、この二つのケースのどちらか一方に決めることが出来ませんでした。
使っていて楽なのは「shuffle Swing」です。それはもう圧倒的です。でも、使っていて楽しいのは「shuffle POCO」です。エクセーヌの手触りの良さは、一度使うと手放せない気持ち良さです。また、女性には100%評判が良いのも「shuffle POCO」です。さて、あなたは、どちらを選びますか?
そして、バード電子は、そんなiPod shuffle専用の小型スピーカーも作ってしまいました。これがまた可愛くも実用性が高い、正にこだわりの逸品なのです。