プロ納得の驚異のイヤフォンを使ってみよう

SHURE「E5c」 実売価格60,000円前後

右の写真のインナーイヤー型のヘッドフォン、一見、普通のイヤフォンのように見えますが、これ、1個60000円くらいします(オープンプライスなので店によって価格が違います)。最初、これを知った時は、何だ、それは、と思いました。しかし、当たり前ですがその価格にはわけがあります。

コンサートやテレビなどで、ミュージシャンの耳にイヤフォンが着けられていることがあります。あれは、自分の声や楽器の音をモニターしているのです。ステージの上というのは、とんでもない大音量が渦巻いているのですが、その中で自分に必要な音だけをモニターするには、大音量に負けない遮音性と、大きな音に耐える構造などを備えたヘッドフォンが必要です。だからといって、大きなヘッドフォンを着けるのは美観を損ねますし、何より動きにくくなってしまいます。

ということで登場したのが、この米SHURE社製の「E5c」です。アメリカのミュージシャン達が実際にモニタリングする中で製作されたという「E5c」は、正にプロのためのツール。音響エンジニアの方の話では、スタジオでプロが使っている大きなヘッドフォント同等か、それ以上の音質と性能だということです。そう考えると、6万円は高くないかも知れません。

遮音性と耐久性、そして高音質がプロのツールの条件

このヘッドフォンが凄いのは、何より圧倒的な遮音性です。様々な形態のイヤーパッドが付属していて、自分の耳に合ったものを装着することができます。耳あかが入りにくい構造などの工夫もあり、どれも耳にピッタリ入るように作られています。中では、上の写真でも装着している黄色くて丸いタイプのものが最も遮音性が高く、プロのミュージシャンはほとんど、このタイプを使っているそうです。
様々な形状のイヤーパッドが付属
耳にフィットする仕掛けのケーブル

さらに、ケーブルの耳にかける部分は形を固定できるようになっているので、耳の形にケーブルを沿わせることが出来ます。これで激しい動きの中でもケーブルが動かず、耳から外れにくく、目立たないというわけです。さらに、この小さいボディにドライブを二つ内蔵して、高音域と低音域を分けて出力しています。そのため、クリアでスムーズな音が鳴るようになっているのです。

一度使うと手放せなくなる使い心地と音質の良さ

ポーチとリモコンも付属する
実際、使ってみると、それまで使っていたヘッドフォンとは世界が違うことが分かります(ガイド納富は、SONYのMDR- E888という結構上位の機種を使っているのですが、もう全然違いました)。例えば、ライブのCDなどで、ステージ上の喋り(MCですね)が、拍手や歓声にかき消されて聞こえないことがありますよね。ところが、このヘッドフォンを使うと、拍手の向こう側の声がちゃんと聞き取れるのです。実際は録音されているのに今まで聞こえていなかった音が沢山あることを思い知らされました。

また、本当に遮音性が高いので、地下鉄の中でもさほどボリュームを上げずに音楽が楽しめます。またフルボリュームにしても外への音漏れがありません。飛行機や地下鉄の中で、静かな曲を小さな音量で静かに楽しむことが出来るのです。しかも、凄く自然でアコースティックな音です。

確かに、高価なのですが、ガイド納富は、日本での輸入代理店であるヒビノAVさんにお借りして使っている間に、本当に欲しくなってしまいました。

室内で音楽を楽しむのにも使えるし、全てのオーディオ機器で使えるので、コストパフォーマンスは悪くないのです。この「E5c」ほどではないにせよ、廉価版の「E3c」(約20000円)もあります。ただし、その差は、価格差以上のものがあるので、実際に試聴などして決めるほうが良いでしょう。


ガイド納富の「こだわりチェック」

こういうモノこそ、さりげなく身にまとうとカッコ良いツールだと思うのです。プロの音響デザイナーが手放せないと言い、ドラマーのそうる透氏も「従来の半分の音量でモニタリングが出来るようになって、凄く快適」だと語る、正に地上最強のイヤフォンが、このSHURE「E5c」です。どうせモノにこだわるなら、ここまでこだわりたいという気にさせてくれる、そんなツールだと思います。


<関連リンク>

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