先日、北京にてナイキの新しいテクノロジーが発表されました。今年の試みは、いつになくチャレンジングな内容。メールマガジンではお伝えしましたが、その模様をざっと押さえてきたので、3回にわけてご報告します。
乗馬ブーツまで作ったナイキの底力
フェンシング用に開発されたこちら。ズームエアを搭載する。アウトソールまでがっちりと補強したアッパー、通気性を確保したメッシュ素材など注目したいところ。Nike Ballostra |
今シーズンは、テーマに「ライテスト&ストロンゲスト」を掲げ、その名の通り、軽さにこだわったコレクションを展開しています。特にチェックしたいポイントは、既存のプロダクトの微妙な違いでしょう。
例えば、ウエイトリフティングシューズの場合。衝撃吸収よりも反発力を重視した競技になるので、ヒールには固くてしっかりした天然の木材が使われています。これに対し、ナイキでは独自の素材を用いた新たなテクノロジーを開発。パフォーマンスをぐっと向上しただけでなく、見た目もブラッシュアップされたプロダクトになりました。他にもパッドをできるだけ薄く軽く仕上げたテコンドー用のものや、地下足袋のようなビーチバレー用のシューズなど、まさに“目からウロコ”な物が目白押しです。
今回、ご紹介する新作は基本的にはプロアスリート向け。それぞれがどういう活躍をし、いかに記録に絡んでくるか。これから期待したいところです。
次のページから新しいシューズをご紹介します。