海をイメージした“等身大ブランド”
グランドオーシャン クロノグラフ オートマチック 自動巻き、ステンレススティールケース 39万9000円 |
今年創業125年を迎えたエドックス。スイスの時計ブランドでは古参に数えられるが、最近は海を舞台にしたパワフルな高機能スポーツウォッチが主役。その勢いを実感させるのが新作の「グランドオーシャン」である。
1960年代に発表した名作「デルフィン」に敬意を表して考案された新シリーズは、コンパスをモチーフにしたユニークな文字盤や、ケースを彩るブルーPVDなどにヨットレースや海の雰囲気が横溢し、一段とダイナミックな世界を展開している。
グランドオーシャン シードバイ リミテッドエディション 自動巻き、ステンレススティールケース 59万8500円(世界限定500本、完売済) |
中でも強烈な個性を放つのが、ジャンピングアワーの「グランドオーシャン シードバイリミテッドエディション」。「グランドオーシャン」はまた、エドックスがドバイ インターナショナルマリンクラブ(DIMC)のオフィシャル・タイムキーパーを務める一環として作られた時計だが、それが最もよく表現された象徴的なモデルだ。
立体的な多層文字盤をはじめ、オフセンターの分針と組み合わせたジャンピングアワー表示がエンジンテレグラフを連想させたり、針が見え隠れする半円形の大型スモールセコンドがコンパスを思わせるなど、操舵室の要素を巧みにアレンジしているところが秀逸だ。たとえば時計のフェイスが「船」なら、周囲を取り囲むブルーPVDのベゼルやケースはまさに「大海原」。そのデザインからは、波を切って進む勇壮なヨットのイメージが展開する。