機能、意匠、価格の絶妙なバランス
プロダイバー クロノグラフ 自動巻き、チタンケース 33万8100円(9月発売予定) |
機能、デザイン、価格のバランスが絶妙なモデルを発表するオリス。海や空、陸を舞台に活躍する秀作が今年も目白押しだ。
中でも注目したいのが、「プロダイバークロノグラフ」だ。その特徴はまず、1000mもの防水性。最近徐々に1000mダイバーズが増えてきたが、オリスのモデルはクロノグラフ機能も備えながら33万8100円と、驚くほどのお手頃価格。もちろん機能の充実も見逃せない。プロのオフショアダイバーとの共同研究によって開発された、ローテーション セーフティシステムを採用するダイバーベゼルは画期的だ。ベゼルは、持ち上げた時のみ回転し、押し込むとロックされるので、不意の誤操作を未然に防ぐ仕組み。リューズやクロノグラフのプッシュボタンのガードやロック機構もよくできているし、自動ヘリウムエスケープバルブも装備。ケース径が51mmと大型だが、チタン製で軽く、またブラックの引き締まったデザインのおかげで、精悍かつハンサムな表情を湛えている。まさに夏の即戦力になる1本だ。
ブルーイーグルス リミテッド エディション 自動巻き、ステンレススティールケース 22万8900円(世界限定1969本、8月発売予定) |
オリス伝統の空を舞台にした時計では、「ブルーイーグルス リミテッド エディション」が興味深い。パートナーを組むブルーイーグルス ヘリコプターディスプレーチームの40周年を記念して作られたこのモデルは、航空計器を思わせるデザインに、オリスで初の24時間表示を採用しているのが特徴。しかも、2時位置の大型リューズを操作してインナーベゼルを回転させ、時差に合わせて目盛りを調整すれば、1本の時針で第二時間帯表示も同時に可能になるという。
昼夜がひと目でわかるように、日中の時間帯は白くマークしてある。なかなかの名案だ。見やすい文字盤と合わせて、マットなブラックDLCコーティング仕様のトップリングも大胆なデザインをスタイリッシュに見せている。22万8900円という価格も魅力的だ。