海に陸に、絶大なる存在感を放つ
500ファゾムス 自動巻き、チタンケース、5日間パワーリザーブ、1000m防水 199万5000円(予価、世界限定500本) |
夏が近づくと、毎年気になるのがダイバーズウォッチのニューモデル。現在一般的なダイバーズウォッチの基礎を築いたのが、1953年にブランパンが発表した「フィフティ ファゾムス」。2007年には自社開発ムーブメントを搭載し、機能やデザインを現代的にアップデートした新生「フィフティファゾムス」が話題になったが、今年はさらに進化を遂げたスーパー・ウォッチが登場した。
その名も「500ファゾムス」。最大の特徴は1000m防水機能。新生「フィフティファゾムス」の300m防水をはるかに上回り、オリジナルの「フィフティファゾムス」の100m防水と比較すればじつに10倍という飛躍的な進歩である。ヘリウムエスケープバルブを備える48mmの大型チタンケースもパワーアップしたダイバーズウォッチにふさわしく、堂々と存在感を主張している。
500ファゾムスGMT 自動巻き、チタンケース、5日間パワーリザーブ、1000m防水 225万7500円(予価、世界限定500本) |
「500ファゾムス」に収められたブランパン専用の自動巻きムーブメントは、過酷な環境で使うスポーツウォッチへの搭載を前提にして頑丈な設計になっており、実用に適した精度や性能が考え抜かれているのは特筆すべき点。衝撃に強く精密な調整が可能な独自のフリースプラング・テンプ、3個の主ゼンマイによる 5日間のロング・パワーリザーブなど優れた特徴を備えている。
タイプは、中3針の「500ファゾムス」と、これに第二時間帯を表示する副時針を加えた「500ファゾムスGMT」の2つ。いずれも、文字盤に大きな夜光数字やインデックスを配して深海での視認性を高めている。また、通常の「フィフティファゾムス」では、昨年のホワイトに続き、透明感あふれるブルーのモデルも発表された。ブラックより軽快で爽やかな印象のブルーは、日常づかいにもいい。