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ジャン・ルソーでストラップを特注 その2

ジャガー・ルクルトの「レベルソ」用にジャン・ルソーにオリジナル・ストラップを特注した前回。仕上がったリバーシブル・ストラップをさっそく装着してみる。時計が驚くほど新鮮に変身した。

執筆者:菅原 茂

文字盤に合わせてカラーを選択

下の写真をまず見ていただきたい。素材は両面ともマット仕上げのクロコダイル。カラーは、一方が鮮やかなブルーで、もう一方がシックなダーク・ブラウンだ。

ジャン・ルソー1
オリジナル・リバーシブル・ストラップの両面。どちらを表か裏にするかは、好み次第。バックルは、ジャン・ルソー製オリジナル・フォールディング・バックルに換装

ブルーのほうは、「レベルソ」の表側文字盤のブルースティール針、ブラウンのほうは、裏側文字盤のチャコールグレーに合わせたもの。ステッチは、どちらもにも映えるオレンジ系の色を選んでみた。ストラップを通す「遊革」も、ブルーとブラウンを半々にして縫い合わせた。

さっそく実際に時計に取り付けてみる。通常は表革として使うクロコダイルを二つ重ね合わせたので、中のパッドは省いたが、厚みは程良くあり、ケースや文字盤とみごとにマッチして大成功。革はしなやかで、腕に着けた感触も申し分ない。高い評価を受けるジャン・ルソーの皮革加工技術の賜物だ。

ジャン・ルソー2
写真では二つの組み合わせ例を合成しているが、時計は同一の「レベルソ」。シルバー文字盤のほうにブルー、チャコールグレー文字盤のほうにブラウンを配してみた。逆パターンも、もちろん可能

また、腕に着けた状態では、裏面になるほうの色は見えなくなるが、外したときに、ブルーの裏にブラウンが、逆にブラウンの裏にブルーがのぞき、色のコントラストもなかなか良い。服の場合もそうだが、洒落者は見えない部分にこそ凝る。そうした趣まで演出できる。

ジャン・ルソー3
こんなふうに、ストラップの表と裏の色違いも楽しめる

こうして、「レベルソ」の二つの文字盤と、ストラップの二色で、1本の時計に4通りの組み合わせが生まれた。ストラップの表と裏のチェンジは、工具を使って自分でしなくてはならないが、今日はどんな組み合わせにしてみようか、などと考えながらの作業もまた楽しい。

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