ガイドが選ぶ2010年電気暖房器具、注目の5機種は……?
そこで、数ある暖房器具の中からおすすめの機種をピックアップ!メイン暖房として活躍するものや併用するものなど、人気・実力ともに高い機種をセレクトしてみました。上手に取り入れて、寒い冬を乗り切って下さい。
暖かさと使い勝手に定評のある遠赤ヒーター~コロナ
ステンレスにブラックセラミックをコーティングしたシーズヒーターは、耐久性が高くて安心!(※画像:メーカーサイトより)
この、ステンレスヒーターは耐久性が高く、水かかかる可能性があるキッチンなどでも安心です。器具本体の保障は1年間ですが、ヒーターに関しては3年保証がついていて、自信のほどがうかがえます。
自由自在に動いて広い範囲を暖める!画像は、タテ・ヨコに角度を変えている様子(※画像:メーカーサイトより)
いろいろな暖め方ができるパネルヒーター~トヨトミ
左上:直角にしたところ
右上:閉じているところ
下:155°に開いているところ
パネルの角度を変えることで、いろいろな使い方ができるのが秀逸
例えば、2枚のパネルを155°の全開にすると、ワイド暖房として広範囲をカバー。直角にすれば、遠赤外線がクロスするので、一か所を集中的に温めるのに最適。閉じて使えば熱が上方へ出るため、自然対流暖房として部屋全体を暖める時に向きます。
3色展開で好みの色が選べるのもうれしい
今年はボディカラーも3色に増え、好みの色が選べるようになったのもうれしいですね。
消費電力は、両面1200W・片面600W。こちらも8畳程度までならメイン暖房としても大丈夫なパワー。電気代は、最強1200Wで1時間約26.5円程度。左右パネル切り替え・4段階の温度調節・入切りタイマーなど、細かな設定はもちろん可能ですから、こちらも上手にコントロールして使うことをおすすめします。
■メーカー製品サイト:トヨトミ・DeuxR POELE(デュアール ポワル)
暖房も加湿も同時にできるファンヒーター~シャープ
暖房・加湿・空中除菌の1台3役で快適&便利なのが人気のポイント 色はホワイトとピンクの2色展開
温風で部屋全体を素早く暖めるファンヒーターに、加湿機能を搭載している便利な暖房。さらに、独自のプラズマクラスター搭載で、暖房・加湿・空中除菌の1台3役に進化。乾燥しがちな冬にもってこいの機能満載です。
部屋が15℃になるまでは暖房に専念し、部屋が暖まり出すと加湿をミックスする「速暖」や、自動的に「強・弱」運転を切り換えて、室温が約22℃になるように運転する「おまかせ(自動)運転」、温度・湿度センサーで湿度をコントロールする「うるおい(自動)運転」など、快適暖房が期待できます。
消費電力は、強1200W・弱650W(50Hzの場合)。加湿量も520mL/hと充分なパワーを備えていますので、断熱仕様のコンクリート住宅であれば、約8畳程度までメイン暖房としてカバーできるでしょう。ファンヒーターは速暖性が高いので、朝や帰宅直後など直ぐに暖かくしたい時に有効。部屋が暖まったら、ホットカーペットなどを併用して消費電力を減らすのがおススメです。
■メーカー製品サイト:シャープ・セラミックファンヒーター
電磁波カットの安心ホットカーペット~富士通ゼネラル
電磁波99%カットのホットカーペット(※メーカーサイトにある解説図)
直接床に座る日本ならではの暖房器具といえば、ホットカーペット。富士通ゼネラル独自の特徴は、電磁波をカット仕様という点。直接身体が触れるということで、より人にやさしい製品を心がけているとのこと。電磁波が気になる人にはうれしい仕様です。
3面7通りに切り替えられるので、ムダなく省エネ!(※メーカーサイトにある解説図)
本体には、ヒーターの熱が床に逃げないよう高い断熱性を持たせ、室温を感知して運転をコントロールする機能や、3面7通りに通電エリアを切り分けて効率よく運転する機能、切り忘れ防止など、様々な省エネ機能が搭載されています。
消費電力は、3畳用で700W・2畳用で500W程度。直接身体を温めているととても暖かく感じますが、床暖房の代用として一日中使うのは厳禁。決して部屋を暖めるほどのパワーはありませんので、テレビを見たりくつろいだり一か所にじっとしている時の暖房器具として割り切ってください。
■メーカー製品サイト:富士通ゼネラル・ホットカーペット
冷気の侵入を防ぐ必殺アイテム~森永ウインドーラジエーター
森永ウインドーラジエーター
寒さが一番侵入するのは、実は窓から! それは、床・壁・天井などに比べると、ガラスだけの窓は断熱性が劣るから。そんな、窓際からの冷気侵入を防ぐには「ウインドーラジエーター」がおすすめ! メイン暖房と併用することで、暖房効果を高めてくれます。
伸縮タイプで窓幅ぴったりに調整できます(※画像:メーカーサイト・カタログより
この手の暖房器具は、施工やサイズ調整が必要と思われがちですが、心配無用。定尺タイプのほか、伸縮するタイプもあるので、窓の寸法に合わせてサイズを調整し、窓の下に置くだけ。面倒な施工は一切不要なので気軽に導入できます。
ウインドーラジエーターの有無による室内の差 ※上:ウインドーラジエーター無/下:ウインドーラジエーター有(メーカーサイトより)
消費電力は8時間使用で約19円。上図・メーカーデータによると、体感温度が2℃アップするとのことですから、エアコンやファンヒーターなどメイン暖房の省エネができるはず。本体価格が高めなので「元が取れるか?」となると厳しいのですが、結露の抑制効果も期待できるので、より快適な室内環境を求めている人に、おすすめしたいアイテムです。
■メーカー製品サイト:森永エンジニアリング・ウインドーラジエーター