ボクのベストCGIはEクラスクーペ
クーペにもエントリーグレードとしてCGIエンジン搭載モデルを設定。価格は668万円となり、10・15モード燃費は11.2km/l |
さて。本題のCGIエンジン。5ATとの組み合わせというのが先代250のV6×7AT経験者には辛いところだし、出だしのざらざらしたフィール、ボロボロという音が気にはなったが、それ以外に関してはほぼ完璧に2.5リッターV6ユニットの立派な代用エンジンとして機能していた。盛大な低速トルクを使って、トルクの波に乗っての加速フィールなどは、なかなかにお見事。V6エンジンのように、高回転まで回し切る楽しみこそないけれども、実用上はなんら問題ない。これで実用燃費が何%かでもアップするなら、ユーザーの満足レベルも高まるだろう。
今年8月の一部改良に合わせて追加されたC250CGIブルーエフィシェンシーアバンギャルド。価格は567万円、サイズは全長4585×全幅1770×全高1445mm。ステーションワゴンにも設定され、価格は587万円となる |
C250CGIセダン/エステートは、今のCクラスラインナップではベストチョイスだが、ちょっと贅沢。本当のベストはC200CGIを待ちたい。E250CGIセダンはちょうどいいマッチングで、今後も主力グレードとして売れるだろう。
個人的には、E250CGIクーペが刺さった! Eクラスの上質さがギュッとCクラスサイズに濃縮されたようなライドフィールで、走りの質感が優雅なクーペスタイルにとても似合っている。十二分な動力性能とあいまって、今のところC、E両クラスにおけるボクのベストチョイスモデルとなった。真っ赤やガングレーがいいよね!!
アバンギャルドにはAMGスタイリングパッケージ(フロントスポイラー、リア/サイドスカート)を装着。18インチAMGアルミホイールやツインクロームエグゾーストエンドも備わる |
Eクラスは通常モデルがステアリングにATセレクターを配するのに対し、CGIエンジン搭載モデルはフロアに設置される |
撮影:向後一宏・カーセンサーエッジ