身の丈にあった大きさで“コミューター”にも

ポルシェ911カレラS
フロントとリアのデザインも小変更を受け、LEDのポジションランプとテールランプなども採用された。キセノンヘッドライトは全グレード標準となっている

ポルシェ911カレラS
Sにはターボタイプのリアワイドフェンダーボディが与えられる
とにかく、混み合った都内をかけずり回るにも便利なクルマだ。何がラクって、大きさ。ほどよく小さい。いや、もちろん軽カーやスマート、iQよりはかなりでかいけれど、人の身の丈にあった小ささ、とでも言おうか。何だろうね、このサイズ感。小さけりゃいいってもんじゃないし、かといってこの時代、でかいのもしんどい。911くらいの大きさって貴重だと思う。

ただ、ホイールベースが思っている以上に短いので、慣れるまで、キレイに駐車するのに手こずった。丸いカタチも大きさを掴めない原因ね。どこまで下がれるのか、はたしてまっすぐ入っているのか、けっこう分からなかったりする。

ただ、要するに想像以上に小さいってことだから、それに気づくとますます、気軽な乗り物になるというわけ。うーん、便利。スポーツカーだから、都内でちんたら走るなんてもったいないと思うだろうけど、そうでもないんだな。コミューターとして、使える。ノーマルモードにしてアクセルペダルを丁寧に少なめに踏めば、シフトアップも早いし、かなりおとなしい。乗り心地は、相変わらず板に乗ってるみたいだけど。

ポルシェ911カレラ4
4WDモデルの911カレラ4。4WDシステムはビスカスカップリング式から電子制御式ポルシェ・トラクション・マネージメントシステムに変更された
まあ、そんな使い方じゃ宝の持ち腐れ。理由もなくズバーンと高速に乗って遠出したくなるのもまた、こういうクルマの魅力だ。本当のことを言うと、カレラ4なら言うコトなし。4駆っていう安心感があるしね。高速でも安定しているし。

カレラSの乗り味については次ページ