乗用車感覚で乗れる、SUVの“Cクラス”
スポーツパッケージとオフロードスタイリングパッケージの2つのスタイリングが選択できる |
乗り味も、まるでSUVのCクラスだった。特に19インチ仕様が心地いい。視線が高いことを除けば、本当に乗用車感覚で乗れる。その違和感に戸惑うレベルで言えば、BMWX6級だった。
SUVがこうまで乗用車ライクに走ってくれると、逆にゆらゆらした旧来のSUVが懐かしく思えるから不思議だ。失って気付く何とやら、とまでは言わないが、個人的にハイトのあるSUVのふらふら走りが嫌いだったボクでもそう思ってしまうのだから、昔のクロカンの走りにも、それはそれで味わい深いものがあったのだな、と思い直す。
搭載されるエンジンは今のところ、ディーゼルCDI2種類(3.2V6と2.2直4)、ガソリン2種類(いずれもV6の3Lと3.5L)、の計4タイプ。このうち日本市場へ導入されるのは3LV6のGLK280(日本では恐らくGLK300)となるはず。もちろん、全てのエンジンに7Gトロニック(7AT)が組み合わされた。
ちなみに、市販は来年度(日本は未定)というGLK220CDIに短時間だが試乗できた。その感想をひと言で言うと「コレなら欲しい」!!。最高出力こそ170psと平凡だけれども、1400回転から400Nmという最大トルクを発揮する。これはGLK280の300Nmはおろか、GLK350の350Nmをも上回るもの。当然、加速フィールにはガソリンエンジンを大きく上回る迫力があった。
オフロード走行に適したモードなどをもつオフロードエンジニアリングパッケージをオプションで用意 |