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旅バイクを探せ!11【ハーレー FLHRC】(2ページ目)

ドッシリとしたボディ、普遍的ともいえるクラシックスタイルを貫くハーレーダビッドソンのロードキング・クラシック。'09年モデルの中でもっとも進化した、ツーリングファミリーのベーシックな一台をご紹介します。

執筆者:埜邑 博道

最新技術を搭載し、着実に熟成し続けるクラシックツアラー

前ページではハーレーダビッドソンのツーリングファミリー、FLHRCロードキング・クラシックが'09モデルにおいて大きく進化したポイントをご紹介しました。このページでは、ベーシックなイメージが強いツーリングファミリーに導入されている最新技術を見ていきましょう。

ロードキング・クラシック
スロットルワイヤーをもたない電子制御スロットルをいち早く採用するなど、最新技術をしっかり採り入れている
'08モデルから採用された電子制御スロットルは、スロットルワイヤーのないスッキリしたハンドル周りとナチュラルな操作性を実現。また外見からではなかなか気づきにくいのですが、前後16インチのスポークホイールに装着されたホワイトウォールタイヤには、ブレーキング時にタイヤロックを防止してくれるABSを標準装備しています。


ロードキング・クラシック
下の写真が、リヤシリンダーが休止している状態。エキパイの取り回しの変更とともに、ツーリング中のライダーに配慮した機構だ
さらに、ツアラー全車に'07年から採用されているヒートマネージメントシステムも、快適性の向上に貢献する最新技術のひとつです。これは設定しておけば、エンジンが高温に達したときにリヤシリンダーが自動的に休止して、単気筒状態となるシステム。ライダーの足を熱さから守ってくれるので、夏場の渋滞時に非常に効果的な機構といえます。

345kgもあるビッグボディによって、取り回しの面で気を遣うこともありますが、むしろそのスケール感こそがステイタスとして受け入れられてきたハーレーのFLHRCロードキング・クラシック。ステップボードが前方にあるものの、ネイキッドモデルに近いスポーティな乗車感を味わえます。最新技術の採用などにより、扱いやすさがアップしているので、ワインディングなども違和感なく走ることが可能。ゆったりと、あるいはアクティブにも走行できる、まさにツーリングバイクとして申し分ない一台です。




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