宿場町の雰囲気を今なお残す街道
旅のスタートは宮城県の白石。白石ICから国道113号線を走り、七ケ宿方面へ抜けていきます。この道は古くから東北横断の主要道路で、道幅が広く車もかなり走っていますが、流れはスムーズです。また、街道沿いには宿場町の面影を残す建物が点在して、風情を感じながら走ることができます。高畠町に入って県道7号線~県道8号線と通り過ぎ、喜多方方面に向かいましょう。国道112号線に入ったところにある「道の駅田沢」で休憩をとり、南下していきます。ワインディングロードではないのですが、一本道なので信号がなく、交通量も少なくて走りやすい道です。
水蕎麦、食べたことありますか?
山形県と福島県の県境には、全長3940メートルの東北地方最長を誇る大峠トンネルがあり、その後も大小のトンネルや橋が連続します。喜多方に入ったら、国道459号線を東に入って山道を進みます。その先にあるのが山都町都宮古で、全33軒のうち13軒が自宅を開放してお蕎麦屋さんをしているという集落です。蕎麦本来の味を楽しむため、水を付けて食べる水蕎麦が有名です。なかでも「権三郎」がおすすめ。蕎麦がなくなり次第、店じまいになってしまうので、予約してから行きましょう。食後は喜多方方面に引き返し、猪苗代を通り、標高1224メートル土湯峠を駆け上がります。最後は「道の駅つちゆ」からの絶景で、1日のツーリングを締めるといいでしょう。
「宮古そば 権三郎」
福島県耶麻郡山都町宮古4576
TEL0241-38-2586
営業時間:午前11時~蕎麦が無くなるまで 不定休