今回は、こんなことできるんだと思われるような北海道ツーリングをご紹介しましょう。わずか1日の休みがあれば実現できる、日帰り北海道の旅です。なにかと忙しい現代人にとってまとまった休みを取るのはなかなか難しいこと。それでも北の大地を走りたい! そう夢見ているライダーの夢を叶えるツーリングです。
飛行機で北海道に上陸しましょう
今回の旅は何しろ時間が限られているので、往復の移動手段は飛行機です。目指すは新千歳空港です。羽田空港から、新千歳空港まではわずか1時間半ほどのフライト。北海道を丸1日満喫するために、ちょっと早起きをして、新千歳空港に朝9時までには到着しておきたいものです。
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苫小牧港にてあらかじめ送っておいたバイクと合流する |
バイクはあらかじめ、東京からフェリーで輸送しておくのがこの旅のポイントです。トーリクの「
バイクパレット」などが便利。面倒な移動時間を省略して現地だけを走るという、いいとこどりのツーリングを可能にしてくれるシステムです。
さて、空港に到着したら苫小牧港を目指しましょう。電車なら約1時間半、車なら1時間~1時間半ほどの距離です。港で輸送しておいた愛車とご対面。いよいよ北海道ツーリングの幕開けです! 海沿いのルートを中心に、襟裳岬へと向かいますの旅をご紹介していきましょう。
海沿いの観光スポットに立ち寄ろう
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大自然を満喫したいなら、敢えて林道を走ってみるのもいい |
バイクを受け取って苫小牧の市街地を抜けると、すぐにいかにも北海道といった感じの広大な風景が広がります。まずは国道235号線を走って、鵡川市に向かいましょう。海沿いに30キロメートル程の行程です。鵡川といえば、タンポポ公園とシシャモが有名。タンポポ公園は5~6月にかけては園内が一面黄色に染まり、「たんぽぽフェスティバル」などが開催されます。ただ、今は時期がちょっと過ぎてしまったので、ここはシシャモといきましょう。街道沿いに直売店が並んでいるので、是非立ち寄ってください。
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新冠は馬の町。のどかな牧場風景が広がっている |
次に立ち寄ってみて欲しいのは新冠町にある「サラブレット銀座」です。新冠は競走馬の町として古くから知られている土地。国道235号線から道道209号にそれると、そこには馬たちの世界が広がっています。テレビの競馬番組などでお馴染みの競走馬が余生を過ごしていたり、将来の名馬の元気な姿を眺めるのもまた楽しいもの。
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