ローカルな味を楽しむには奥多摩へ
緑豊かな奥多摩を、甲府盆地に向けて走る |
行き先は、奥多摩を経由していく甲府の昇仙峡。ローカルな味が残る奥多摩で心が開放され、昇仙峡の絶景を前に日常の嫌な事が吹っ飛びます。気軽に楽しめる日帰りの旅へ、いざ出陣!
奥多摩は素朴でローカルな雰囲気が味わえる場所。奥多摩周遊道路は所々で舗装が新しくなり、減速帯が目立つようにはなっていますが、土地の香りやバイクから望む風景は昔のままを留めています。昔、走りに来たことがある人は、右に左に不規則に切り返すワインディング・ロードに懐かしさを覚えるのではないでしょうか。東京から奥多摩へは、中央高速道を使い、八王子インターで下ります。
奥多摩湖を過ぎると甲州街道はだんだん細くなり、峠道らしくなっていきます。鬱蒼とした木々の間を走り抜け柳沢峠を越えると、そこは塩山市。国道411号線から同市をかすめるようにフルーツラインを再び北上すると、目指す「ほったらかし温泉」はすぐそこです。
「ほったらかし」な名湯
あっちの湯からの眺め。箱根・伊豆の山々が目の前に大きく広がる |
また、注目すべきは営業時間。なんと、日の出1時間前から夜の11時まで営業しており、湯船に浸かりながら朝日に映える霊峰富士を眺め、そして夜は星空が天井という、自然の大パノラマを堪能することが可能です。
外湯には、「こっちの湯」と新設された「あっちの湯」の2つがあり、絶景を味わいたい!という方には、眼下に甲府盆地が見渡せる「あっちの湯」が断然おすすめ。
これが名物、温泉揚げ卵。暑い夏にはラムネとよく合う |
また、ほったらかし名物の「温泉揚げ卵」 なるものが。外がサクサクで中はトロリの絶品! 立ち寄った際にはぜひご賞味あれ。
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