PNDの弱点は検索データの数

大容量のHDDに対するPNDのウィークポイントのひとつとして、情報量の少なさが上げられる。高性能HDDナビのHDD容量が40GBなどに対してPNDは2GB程度。かつてのCD-ROMナビなどに比べるとそれでも容量は多いが、HDDに比べれば少ない。そのHDD容量は主に立体動画や音楽の保存に使用しているとはいえ、検索データ量もPNDはHDDナビほど多くはない。

またカーナビ全体の課題として、メディアに収録されている情報が古くなるという事実がある。新しい道路ができて地図が替わる、新しい観光スポットやお店ができても検索できないといったことだ。地図に関しては、新しい主要道路の開通まもなく新しい道路を追加できる純正ナビが出てきたし、検索情報に関しても携帯電話による通信、インターネットで拾った情報のメディアによる転送という形で、最新の地点情報を反映できるカーナビが増えてきた。

インターネット連係で情報の量と鮮度をカバー

PNDの中にもいくつか、インターネットと連係して最新の地点情報を取り込めるモデルがある。そんなモデルは、検索データ量が少ないというPNDのウィークポイントを克服できるし、情報が古くなるというカーナビの弱点もない。また出かける前に家で転送作業&ルート探索をしてしまって、クルマに乗り込んだらすぐに出発できるのも、PNDならでは。今回はそんなPNDを紹介しようと思う。

まずソニーのNV-U2。これは「PetaMap(ペタマップ)」を使って、スポット情報を取り込むことができる。

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PetaMapは口コミ情報を作成&共有できる無料サイト
PetaMapとは地図上に口コミ情報を作成&共有できる無料のサイト。ユーザー登録すれば自分で見つけたスポットを他のユーザーに紹介できるし、他のユーザーが登録したスポットを検索することもできる。

口コミならではの情報が満載

NV-U2との連係で使いやすいのが、エリアで探した後にタグで絞り込めること。例えば伊豆にドライブに行くとして、美味しいレストランや温泉などを探す場合は、まず「エリアで探す」をクリックして、ボックスに「伊豆」と入力した後に検索をクリック。地図が伊豆を表示するので、タグで絞り込めば必要なスポットの情報を絞り込んでくれるというわけ。

リストアップされたスポットは地図の右横に表示され、スポット名をクリックすれば詳細情報が得られるものも。また掲載されているスポット情報をより充実させるべく、文字情報を書き加えることができるあたりは、wikipediaっぽくもある。

メモリースティックで情報を転送

それらのスポットをカーナビに転送するには、地図の下にある「上のスポットを持ち出す」というボタンをクリック。するとリスト名やリストの説明などを入力するページに切り替わるので、入力後に「保存する」をクリックすれば、地点リストのファイルを保存できるというわけだ。そのファイルをメモリースティックデュオ、またはメモリースティックProデュオに保存し、NV-U2のメモリースティックスロットに差し込めば、NV-U2の地点データに反映できる。

タグの中には無料ネットとかフリースポットがあったり、オービスがあったり。口コミならではの情報がいっぱい。300スポットを含むリストまで持ち出すことができるので、これを活用すれば、情報が大幅に充実する。またPetaMapはPSP用の「みんなの地図2」へも情報を持ち出すことができるし、無料の地図ソフトウェア「PetaMapスポットビューワ」をパソコンにダウンロードすれば、パソコンで写真管理や地点情報の管理なども可能。NV-U2ユーザーなら、これらを活用しない手はない。

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