メルセデス・ベンツ/メルセデス・ベンツの車種情報・試乗レポート

精悍で力強いSUV ML 63 AMG(2ページ目)

6.2L という大排気量のV8 510psのエンジンを積んだハイパフォーマンスSUVが、メルセデス・ベンツML 63 AMGだ。

執筆者:松本 明彦

ラグジュアリー&スポーティーなインテリア

インテリアカラーは、カシミアベージュ。センターコンソールは、ブラックポプラウッド。ナビ画面はやや小さく、操作もしづらい。パワーウィンドウのスイッチは、左右でそれぞれの方向に面取りがしてあり、ブラインドタッチでも左右が分かるのはさすが。

試乗車のインテリアカラーは、カシミアベージュ。明るく開放的だ。インパネ上部は、ガラスへの映り込みを防ぎ、ベージュと調和するブラウン。センターコンソールのパネルは、ブラックポプラウッド。インパネのベージュとのコントラストはスポーティーだ。シートはAMG専用のナッパレザー。他のMクラスの本革シートより、上質な素材を採用する。

シートは上質なナッパレザー。センターコンソールには、ブリッジ状のアシストグリップ。

センターコンソール上部、インパネ左右のクロームで縁取られ、シリンダー形状の丸いエアアウトレットは、同じシリンダー上のメーターと共にスポーティー。センターコンソールのブリッジ状のアシストグリップも、スポーティーな雰囲気だ。手前に膨らませたセンターコンソールを縦に通し、そこに操作系を集中させ核とするのは、Vクラスなどにも通じるデザインだ。

リアシートも上級セダン並みの居住性と快適性。

アクセルは従来のメルセデス・ベンツのように踏み始めは重く、ゆっくりとしかし力強く走り出す。しかし一度右足を踏み込むと、巨大なトルクが2tを超える車体を蹴る。強大なトルクは強烈だ。身体でも分かる高いボディ剛性は、走りに安心感を与える。

トランクは、左右奥行きとも1mを超え、スクエアな形状もあり使い勝手がいい。リアシートは2:1の割合で倒れる。バックゲートは自動開閉が可能。

6.2L V8エンジンは、AMG独自開発。AMGは、創立者ハンス・ヴェルナー・アウフレヒト、パートナーのエバハルト・メルヒャー、アウフレヒトの生地であるグローザスバッハ、それぞれの頭文字からとられたものだ。

精悍で力強くシャープなデザイン。圧倒的なパワーがML 63 AMGの魅力だ。

(写真・文 松本明彦)

<関連リンク>
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