輸入ミニバンの最高峰

フロントビュー

外観のリフレッシュで迫力と高級感を増しているのが印象的。搭載エンジンは3.5LのV6DOHCで、272ps/35.7kg-mを誇る。ボディサイズは全長4945×全幅1920×全高1660mm

輸入車に限らず、日本で買えるミニバンの中で最も高額な789万円というプライスタグを下げるのがメルセデス・ベンツのRクラスだ。今秋、フロントマスクを新調するなど大がかりなマイナーチェンジを敢行した。Rクラスは、大型ワゴンのようなフォルムに3列シートを配したクロスオーバーで、2006年に日本に上陸した。

今回の変更は、最近のメルセデス顔へのフェイスリフトなど外装のリフレッシュが中心。日本上陸時から4年が経つだけに、走りを含めてチェックした。まず外観では、新デザインのヘッドライトや大型フロントグリルの採用により、押し出し感の強い顔つきに生まれ変わっている。とくに大型グリルがもたらす迫力はメルセデスのラインナップの中でも抜きんでているし、それでいて上質な雰囲気を漂わせるから街中での存在感は、大柄ボディと相まってなかなかだ。

インテリアもリフレッシュ

リヤビュー

リヤでは新意匠のテールランプを採用し、グラマラスな表情を生み出している。ドライビングライトやドアミラー、アルミホイールなども新デザインを採用。なお、エミッションでは、巨体だが4つ星の低排出ガス車認定を取得している

キャビンでは、シート形状や内装トリムの変更を敢行。インテリアの質感を大きくアップして価格に見合う高級感を演出している。さらに、ETC車載器の搭載やスポーツスタイリングパッケージ、盗難防止警報装置のオプション化などもニュースだ。

2列目の座り心地は、ロングホイールベースと十分な室内高により、輸入ミニバンの中でもかなり快適だ。1列目はもちろん、2列目も余裕たっぷりの室内幅にベンチシートをレイアウトしているだけに、大柄な人でもゆったりとくつろぐことが可能。サードシートは、座ってしまえば外から見るよりも実用的ではあるが、乗降時は足元、頭上ともに狭く窮屈な姿勢になってしまう。非常用として考えておくのがベストだろう。3列目の居住性を重視するなら、Vクラスの方が適任だ。

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