パワードスーツ!
4585×1780×1410mm(全長×全幅×全高)のアウディ S4の属するDセグメントは、一般的には4気筒の1.8Lか2L程度のエンジンが積まれる。しかし同じDセグメントでも、プレミアムカーと呼ばれるメルセデス、BMW、ジャガー、レクサス、そしてアウディなどは、6気筒の2.5L、3L、3.2Lといったより大きな排気量のエンジンを積む。
|
Dセグメントの小柄なボディに、V8 4.2Lのハイパフォーマンスエンジンを積んだのが、アウディS4だ。 |
そこにさらにV8 4.2Lの、1クラスも2クラスも上のエンジンを積んだA4のハイパフォーマンスモデルがS4なのだ。
|
S4専用となるそのエンジンは、最高出力344ps、最大トルク41.8kgmを実現する。 |
2クラスも上のA8にも積まれるV8 4.2Lが基のため、エンジンのフロント側でゴム製タイミングベルトで行っていたエンジン駆動システムを、エンジン後部のフライホイール側でカムシャフトと補機類をチェーン駆動するという大きな変更まで行い、エンジン全長を52mm詰めるなどし、全長464mmのコンパクトさを実現した。
|
S4のボンネットに収め、よりハイパフォーマンスを実現するために、V8 4.2Lエンジンは、大幅な改良が加えられた。 |
型式BBKと呼ばれるS4専用となるそのエンジンは、最高出力344ps、最大トルク41.8kgmを実現する。その走りは自分がまるでパワードスーツ!を着たよう。ボディが、とても軽く感じられるのだ。
|
その走りは、まるでパワードスーツ!を着たよう。ボディが軽い。 |
さらにアウディお得意の「クアトロ」とESP(エレクトロニック スタビリゼーション プログラム)は、操縦安定性を総合的に制御する。アクセルを踏めば、ドライバーの期待に答えてくれるハイパフォーマンスながら、S4を極めて安全に安心して走らせてくれる。そのボディサイズも適正で、運転感覚はまさに「意のまま、自由自在」。
|
その運転感覚はまさに「意のまま、自由自在」。 |