MINI/ミニ

愉しさに潜む反骨 ミニ クーパーS コンバーチブル

最高に楽しいミニでのドライブ!そのドライビングプレジャーを支えるのは、数々のテクノロジーのみではない。実はそのデザインにも、「走り」の秘密があるのだ。

執筆者:松本 明彦


Fun,fun,fun!

そのデザインは「走りのためのデザイン」であり、「走りを予感させるデザイン」にもなっている。

とにかく乗って楽しい!久しぶりだ、ドライブのためだけにハンドルを握ったのは。どこかに行くためではなく、ドライブすること自体が目的になる。それほどミニでのドライブは楽しいのだ。

試乗車はクーパーS コンバーチブル。サイドグリルにはSマーク。170psの1.6Lインタークーラー/スーパーチャージャー付きエンジンだ。

打てば響くようなハンドリング。思いのままに操れるボディ。意のままの加速。「カートのよう」と評される乗り味は、いつまでも乗っていたいと思わせる。

ドアハンドルは、グリップタイプのきちんとしたクローム仕上げ。

この楽しさを支えているのは、170psの1.6Lインタークーラー/スーパーチャージャー付きエンジン、フロントのマクスファーソンストラット、リアのマルチリンク式サスペンション、強化スタビライザーおよび、ロックトゥロック2.5回転の電子制御油圧式ステアリング、このクラスでは珍しい左右等長ドライブシャフト、高剛性ボディ等々の技術的な裏づけだけのせいではない。ミニのデザイン自体が「走りのためのデザイン」であり、「走りを予感させるデザイン」になっているのだ。BMWのクリストファー・バングル デザインディレクターの下、ゲアルト・ヒルデ・ブラント デザイナーによるそのデザインを具体的に見ていこう。

幌は写真のように、外側を向けて折りたたまれるので、カバーが不要。後席後ろには、高強度アルミニウム・ロールオーバーバーが。
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