「躍動感」と「軽快感」を表現したインテリア

左右に走るパネルやセンターコンソールは本アルミだ。本物の素材を使うというごく当たり前のことを当たり前にしている。インテリアのテーマは「ねじれたリボン」。たとえばメーターパネルやコントロール・ディスプレイから、インパネ上部へのねじれが見て取れる。 撮影:松本明彦

ラインナップは2リッター4気筒MTの320iの3,885,000円から、2.5リッター6気筒ATの325iの5,250,000円、3リッター6気筒ATの330iの6,250,000円まで。試乗車の330iは、オプションのレザーインテリアやサンルーフ、アクティブ・クルーズ・コントロール等が付いて総額7,762,750円となっていた。同じ全長4,500~4,700mmのDセグメントと呼ばれるサイズの国産車と比較すると、2倍程度の価格帯といえる。非常に高価だが、その価格は内容に見合うものと言える。

リモート・コントロール・キーをポケットに入れたままドアグリップを握ると、ライトが点いてロックが開錠される。 撮影:松本明彦

手頃なサイズながら、筋肉質で面の張った質感の高いエクステリアを眺め、リモート・コントロール・キーをポケットに入れたままドアハンドルを引くだけで解除できるロックと、触感の最初のインターフェイスと言えるしっかりとしたグリップ式のドアハンドルと、アクセスを誘導するドアハンドルランプ。既に乗る前からプレミアム感を感じさせてくれる数々の仕掛けだ。

エアコンの温度調整は、運転席と助手席で別々に調整できる。パートナーにも優しい設計だ。 撮影:松本明彦

ドライバーズシートに乗り込むと、目の前の左右に伸びるインパネは、本物のアルミかポプラウッドかバール・ウォールナットを選ぶ事ができる。左右別々に調整できるエアコン温度、ゆっくりと繰り出してきてしっかり支えるカップホルダー、8.8インチの大型ディスプレイと先進のiDrive、クロームの縁取りのメーター等、ドライバーズシートの周りの一つ一つの素材や形が丁寧に吟味しデザイン設計され、質感高く感じ取る事ができる。インテリアは「ねじれたリボン」をテーマに、幅広のリボンをねじったような曲面でメーターフード、インパネ、ドアショルダートリム、アシストグリップ等を構成し、躍動感や軽快感を表現する。

リアサイドウィンドウのブラインド。直射日光を遮り、プライバシーも守ってくれる。2クラス上のクルマの装備だ。 撮影:松本明彦

後席の直射日光を遮り、乗っている人のプライバシーを守るリアサイドウィンドウやリアウィンドウのブラインドは、まるで2クラス上のクルマの装備だ。中央席も含めたリアの3人分のヘッドレストやシートベルトは、言うまでもなく、もちろんしっかりとした物が装備されている。在って当たり前の装備であるが、実は小型車クラスでは装備していないクルマも残念ながら多いのだ。

リアの3点式シートベルトとヘッドレストは、もちろん3人分だ。 撮影:松本明彦