年式が新しいほど減税効果が高い自動車取得税
減税対象車の中にはミニバンもあります。例えばホンダステップワゴンの2L&FF車なら星4つで、燃費基準が+20%以上です |
減税額ですが、新車の場合1~5の対象車は免税に、また6.低燃費かつ低排出ガス認定自動車は+25%以上が75%軽減、+20%以上と+15%以上が50%軽減です。例えばホンダインサイトなら新車の場合免税ですから、約6万円がタダになります。
詳しくは国土交通省の「自動車重量税等の減免について」を参照してください。
フィットの場合、1.3LのFF(GとL)は星4つで25%以上達成車。ところが1.5LのRSの5MT車は星は4つですが燃費基準が5%のため、対象となりません。このように同一車種でも燃費基準が異なりますから、メーカーのホームページなどで確認してください |
中古車の場合は、新車時を基準に減価償却率によって取得価格が決まります。今回の中古車に対する自動車取得税の減税は、この取得価格にかけられる5%という数字が減らされるというものです。1.電気自動車と2.天然ガス自動車なら2.3%に、3.プラグインハイブリッドが2.6%に、4.クリーンディーゼル自動車が4%、5.ハイブリッドが3.4%となります。
しかし6.低燃費かつ低排出ガス認定自動車の場合は上記と計算法が異なります。5%は変わらず、取得価格が減らされます。+25%以上は30万円控除、+20%以上と+15%以上が15万円控除となります。
一例をあげてみましょう。2005年式のトヨタハリアーハイブリッド。この場合取得価格は約65万円です。これに5%をかけた額が本来の自動車取得税(約3万2500円)。それが今回のエコカー減税では3.4%になりますから約2万2000円に、つまり差額の約1万500円程度が減税されるというわけです。
また2008年式ホンダフィット1.3Gなら、取得価格は約60万円。ここから30万円を引いた30万円に5%をかけるので、自動車取得税は1万5000円(減税前は2万8000円)。
そもそも自動車取得税は、取得価格が50万円以下となる場合は免税となります。例えば上記のフィットの例で言えば2007年式なら所得税が約41万円となり、そもそも自動車取得税が免税されます。つまり新しくて価格の高い車ほど、今回の減税効果は大きいと言えるでしょう。
新車と比べると減税効果がやや低いことは確かですが、無いよりはまし。それに、エコカーに乗り換えることで燃費は向上するのですから、ランニングコストを節約できることになります。この機会にあなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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