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新型ekワゴンの実力をチェック!

9月に登場したばかりの新型ekワゴン。どこが変わって、何がライバル車と違うのか? などを2回に分けてお届けします。今回は見所の一つでもあるスライドドアなどの実用性をチェックしました。

執筆者:森山 みずほ


新型ekワゴンPART1 実用性をチェック!



初代eKワゴンの登場は01年10月。だれからも愛される良い軽になって欲しいという思いをめて「ek」という名がつけられました。
ekワゴン
新型ではボディカラーは11色を用意


9月に登場した2代目となる今回のモデルチェンジでは、実用性をメインとした初代の基本コンセプトを踏襲しつつ、ユーザーからの声を積極的にとり入れたことが特徴となっています。
そんな新型ekワゴンを徹底チェックしてみた様子を2回にわけてお届けいたします。パート1となる今回は新型の特徴でもあるベーシックモデルのユーティリティを中心に。そしてパート2で街中での走りや取り回し、そしてターボモデルのekスポーツのことなどをお伝えしようと思います。
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特徴でもあるスライドドアを実際に使ってみると・・・

スライドドア
開閉は車内&運転席からでもスイッチで操作できる。写真は全開の状態

新型ekの大きな話題の一つとなっているのが、ボンネット型軽乗用車では初となる左リヤの電動スライドドアを一部グレードに採用したことです。写真を見るとわかと思うのですが、通常ミニバンなどのスライドドアのモデルは、ボディの外側にスライドレールがあるのですが、ekワゴンの場合はそのレールが無いんです。これは全長の短い軽自動車で外側にレールを設置すると、レールの長さが短くなってしまうため十分な開口幅がとれないことから、インナーレール式という方法を採用したのです。様々な工夫により採用されたスライドドア。三菱としはてとくに「小さなお子様がいる人に選んで欲しい」という思いからスライドドアを採用したそうです。発想としてはスゴイと思うし一見すると良さそうに感じたのですが、実際に使ってみるといくつか気になる点があったのも事実です。

その一つが、やはり開口幅。実開口幅で約53cmあるのですが、このサイズ、例えばチャイルドシート本体のサイズは50cm前後あるものが多く、さらに手で持つことを考え両腕の幅分のサイズも考えると・・スライドドアから入れるのは厳しい状況になってしまい、結局、反対側のヒンジドアから入れることになってしまいます。せっかく「小さなお子さんがいる家庭向きに」と用意されたアイテムながら、肝心のチャイルドシートが入れづらいというのは・・。
さらに子供が眠ってしまった場合、やはり開口幅が狭いため、横抱き(いわゆるお姫様抱っこの状態です!)で乗せ降ろしするのもけっこう大変。
このスライドドアは、ある程度大きくなった子供、具体的には一人で乗り降りもできる5、6歳以上のジュニアシート世代がいいのかもなぁと感じました。この世代になるとドア操作も自分でしだし、しかもバンッと開け放ち、隣のクルマにぶつける危険性もあるから。でもこの年齢でも、クルマの中ですぐ寝ちゃうから、寝た子を降ろすのはさらに大変そうですけどね・・。

やんちゃ世代の子供達の乗り降りには便利に感じたスライドレールですが、ちょうど子供が足を置きそうな位置に、ボディとスライドドアを繋ぐアームがあるんです。この太さがまたステップにちょうど良さそうなのですが、よく見るとそこには「NO STEP」の文字が! でもねステップといわんばかりの太さと位置にあるから、けっこう踏んじゃうんですよね。「NO STEP」なら、もっと目立つように書いてもらうか、逆に足を載せても大丈夫なくらいの耐荷重を持たせて欲しくも感じました。

もう一つ、せっかくスライドドアを採用しているにもかかわらず、前後席のウォークスルーができないため、たとえばミニバンのようにスライド側から子供を乗せ、そのまま車内を通り抜けて運転席へという移動は不可能。雨の日やスライドドアを活用したいほど狭い場所での乗り降りの際は、やはりそんな車内での移動を活用したくなるのですが、現状ではスライドドアの恩恵をうけれるのは、左後席シートの人のみなのは、ちょっともったいない感じがしました。


撥水シート地
実際の撥水シー地。写真のように水や汚れを弾いてくれるので、子供の食べこぼし対策にもベスト
ここでは使ってみて、あえて不便に感じた点をピックアップしてみましたが、このポイントが気にならない人ならスライドドアを選んでも大丈夫。大型のグリップも用意されているし、電動スライドドアなので開閉もラクラク。坂道などで全開にした際にもオープンロックが装備されているため、ドアを保持しててくれるなどスライドドアの魅力を満喫できるはずです。
逆に、今あげたポイントが気になる人はヒンジドアを選んだほうがベスト。ただしヒンジドアを選ぶと撥水シートが無くなってしまうのが残念なところ。ヒンジドアでも撥水シートを装備できたらいいんですけどね。


収納にも工夫を凝らしています

マルチユースフック
写真のようにフックやポケット類をつけかえることで、自分流に使いやすくアレンジできるようにした
ekワゴンと言えば収納ポケットがたくさんあり、使い勝手の良さが初代からの特徴だったのですが、その魅力は新型でも継承。さらにその使い勝手が進化して「マルチポジションユーティリティ」というものが加わりました(右写真)。これはフックやポケット類(ディーラーオプション)を付け替えることで室内の使い勝手をアップさせるものなんです。


マルチ大型ポケット
ディーラーオプションで様々なポケットを用意
種類も豊富に揃っているので選ぶだけでも迷いそうですが、どれもけっこう収納した中身が見えてしまうものばかりなので、上手く使わないと車内が煩雑に見えてしまうことと、ちょっと値段が高めなのが欠点にも感じました。ちなみに右の大型ポケットは7,350円です。



このほかにも装備は充実していて、UV&ヒートプロテクトガラスをフロントウインドーだけでなく、フロントドアガラスにも採用。これは紫外線のカットだけでなくジリジリ感を感じる赤外線もカットしてくれるため、車内温度の上昇も防げる優れものです。さらに消臭天井や脱臭機能付きのクリーンエアフィルターも全車に標準装備されています。

価格は3ATのスライドドアを装備したMSが101万8500円(2WD)
   4ATのスライドドアを装備したGSが110万2500円(2WD)

   3ATのヒンジドアとなる   M が 96万6000円(2WD)
   4ATのヒンジドアとなる   G が105万0000円(2WD)

M系とG系との装備の違いはリヤワイパー、ABS、助手席のシートバックポケットの有無のみ。ちなみにM系であってもABSは3万6750円、リヤワイパーも1万3650円で装備することができます。・・と書くと、M系でいいじゃないとなりそうですが、ミッションが3ATと4ATで違うんですよね。これが走ってみるとけっこう大きな差になっています。というわけで、走りの詳細はパート2で詳しくお話します。同時にラインナップされているターボモデル“ekスポーツ”についてもパート2で紹介します。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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