シトロエン/シトロエン

ロードインプレッション ピカソはセダンかミニバンか?(2ページ目)

1999年末にフランスで発表されてから4年あまり。シトロエン・クサラ・ピカソがついに上陸した。はたしてこのクルマはミニバンなのか、それとも……。

執筆者:森口 将之



個人的に気に入ったのは、フランスならではの遊びがあちこちにちりばめてあること。たとえばメーターは、水温計は温度計のカタチだし、燃料計はドットが波打っている。使い勝手もいい。ATのセレクターレバーは絶妙の位置にあるし、ドアポケットは1.5リットルのペットボトルが入るほど幅広く深いのだ。



フロントシートは他のクサラと似ていて、余裕のあるサイズと固すぎないクッションで、カラダをふっかり受け止めてくれる。フランス車そのものの優しい座り心地だ。リアはルノー・セニックやプジョー307SWに似た3分割だが、シートのサイズはそれらより余裕があるし、後ろにスライドさせればヒザの前の空間は20cmにもなる。こちらも上はガラスルーフなので、開放感でいっぱいだ。



ラゲッジスペースも3列シートにしなかったメリットが出ていて、とにかく広い。リアシートは個別に畳めるだけでなく、外すこともできるけれど、そうする必要はほとんどなさそうなほど。注目はキャスター付きの折り畳み式キャリーバッグ「モジュボックス」。そのまま広げてもよし、外して買い物に使ってもよし。ホンダのモトコンポ以来の大発明かもしれない。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます