ついにその姿が公開された。
幾度と無くスクープフォトがWEB上を賑やかしたフェラーリの新型8気筒モデル。正式車名”候補”としてモンツァやフィオラノなどいくつかの憶測が流れていたが、意外にスッキリサッパリ、F430に落ち着いた。
まずはじっくりとそのスタイリングを見て欲しい。突き出たノーズバンパーには大きなエアインテークが開く。バンパーサイドにも大きな開口部が見える。
最近、フェラーリは自社のヴィンテージモデルをデザインモチーフに取り入れることが多いが、今回もその由来は268SPにまで遡ることができる。
フロントヘッドライトは細身で縦長。一見エンツォ風だが丸みを帯びたボディラインに合わせた形状とした。
サイドのデザインは下半身こそそれほどの変化が見られないものの、アッパーインテークは大きくなり、往年の名車250LMのような膨らみを伴うものとなった。
ミラーはツインスポークタイプで、なんと車名であるF430が刻まれる。
エクステリアデザインで最大のみどころがリアスタイル。エンツォ、そして612スカエリッティと続いた小径丸形4灯タイプで、派手なディフューザーが備わっている。
19インチのホイールは、ダブルスポークの5本タイプを標準とし、14本の細いスポークを組み合わせたチャレンジストラダーレ風も用意される。