ファイティングブルならぬジャジャ馬!?
内外装も各部が専用に仕立てられています。ボディカラーは専用色を含む8色を用意。さらに、フロントパネルからルーフ、リアスポイラーにかけて配されたホワイト&ゴールドのストライプが、1970年代のスーパースポーツを彷彿とさせます。スコーピウス・チタニウムカラード・ホイールも専用品で、タイヤサイズも専用。ブレーキキャリパーはボディカラーにより、ブラック、オレンジ、イエローとなります。
インテリアも、レザールーフ&ピラー・ライニングなどが標準となり、基本色はブラックながら、運転席と助手席にはホワイトのストライプが入り、センターコンソール全面には「ポーラ」ホワイトレザーが採用されるなど、ホワイトのアクセントが印象的です。
ひさびさにドライブしたガヤルドは、やはり強烈でした。エンジンをかけた瞬間からいかにもランボルギーニな獰猛なサウンド。シフトダウンすると、不必要なほどエンジン回転数を上げて、大きめにエキゾーストサウンドを轟かせる演出も見られます。
走り出すと、やはり4WDモデルよりも圧倒的に軽いことが印象的。本来であれば前後輪に分かれるはずの駆動力が後輪のみとなっているので、ちょっと強めにアクセルペダルを踏み込むと、ありあまるパワーにより簡単にテールスライドを誘発し、ファイティングブル(ランボルギーニのエンブレム)ならぬ、ちょっとジャジャ馬っぽい印象も。やはり軽さは武器だし、後輪駆動ならではの操る楽しさが感じられます。ガヤルドのカタログモデルでの選択肢として、常に2WDモデルがあってもいいのではと思った次第です。
すでに7年目を迎えたガヤルドですが、まだまだバリバリの現役モデル。こうして新しいバリエーションがたびたび登場し、我々を楽しませてくれることをうれしく思います。