ハーフオープンが現実的
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リアウインドウにはハイマウントストップランプと熱線式デフロスターが付く |
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所要時間は、ハーフまで10秒弱で、再度ボタンを押すと約6秒で全開となる |
ただし、全開にすると開放感は高くなりますが、本来はリアウインドウのある位置にソフトトップが畳まれるため、それがちょうどルームミラーに映って、後方視界をさえぎってしまうのが難点。その点、前者の途中で止めた状態であれば、リアウインドウの視界は完全に確保されるようになります。また、風の巻き込みも、この状態のほうが格段に小さい。よほどでなければ、このハーフの状態でオープンエアモータリングを楽しむのが現実的といえるでしょう。
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むろん開放感については、フルオープンにできるクルマほうが上回るに違いありません。しかし、屋根はなくても、すべてのピラーがクローズドルーフモデルと同じように残っているため、ボディ剛性が高く確保されるし、横転時の安全性も高くなるわけです。しかも、オープン化による車両重量の増加も、前記のとおり非常に小さく抑えられているのです。
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