ポルシェ/ポルシェ

「わかりやすさ」がボクスターの魅力(3ページ目)

ポルシェのエントリーモデルであるボクスターは、フルオープン2シーターのピュアスポーツモデルとして1996年に登場。その後、進化を重ね、2006MYより現行型にモデルチェンジ。今回は最新の2008MYに試乗した。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

わかりやすい魅力に満ちたクルマ

Zパターンに折り畳まれるので、ルーフの内装を汚れから保護する。50km/hまでであれば走行中でも開閉可能。オプションでハードトップも用意されている

ソフトトップの開閉機構については、センターのロックをはずして、コンソールのスイッチを押すだけ。シンプルな動きで、約12秒で開閉が完了します。

このクルマが世界中で評価されているのはわかる気がします。ボクスターが登場したばかりの頃というと、それほど評判はよくなかったように思いますが、それでもボクスターはかなり好調に売れました。そして、ポルシェ自身もボクスターの商品力を高めることに注力し、結果どんどんいいクルマになっていったといえるでしょう。そうした非常によい循環が生まれたように思います。


ボクスターSで価格は700万円を軽く超えるわけですが、今やプレミアムブランド車の多くが、全体的に高めのプライスタグを掲げるようになったこともあり、ボクスターSのことを、それほど高価なクルマだとは感じなくなったような気がしています。

個性的なルックス、確かなパフォーマンス、所有することの満足感、ポルシェのブランド力など、このクルマは非常にわかりやすい魅力に満ちています。ちょっと無理をしてでも買う価値があるように思えてくるのです。
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