電動スライドドアは絶対に便利!
電動スライドドアは便利だ。以前、プジョー1007のときにも絶賛したけれど、とんでもなく便利である。その電動スライドドアが、三菱ekワゴンに採用された。スライドするのは4枚あるドアのうちの助手席側後部座席。希望を言えば「一番便利に使えるのは運転席なんだけどなー」とか、「助手席側だと、子供を乗せてから運転席側にもどってくるのが面倒くさいんだけれどなー」とか、いろいろあるけれど、でも、舗道側で子供を安全に乗降させるためには、助手席側後部座席ってのが妥当なセンなのだろう。
子供を乗せることを大前提にしている以上、スライドドアの弱点にも対応している。電動で勝手に開閉してしまわないよう、スイッチを高い部分につけたり、運転席にオフスイッチをつけたり。挟み込み防止機能や内側からは開閉できない機能も当然、盛り込んである。
スライドドアに気がとられがちだが、ekワゴンのクルマ自体は、とても素直な乗り心地。初代が持っていた「シンプルに、必要なものを丁寧に集めた」という雰囲気がこちらでも味わえる。
インパネやカップホルダーなどの使いやすさもさることながら、サイドミラーをピラーではなく、別のステイを用いてつけるなど、ナナメの視界を確保する努力がなされている。背の低い子供といっしょに行動するユーザー心理をそっと受け止める優しさだろう。
ハンドルをきったときに、するりと向きを変えていく走りの素直さも心地いい。日常使いに大活躍してくれること、間違いなしである。
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