MITSUBISHI(三菱自動車)/三菱

世界基準を狙う新型RVR(2ページ目)

RVRが復活した。SUV作りを得意とする三菱だけに走りや使い勝手への期待は高まるが、まずはどんなクルマなのか。価格面などを含めて考察しよう。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

モード燃費が優れるワケ

インパネひと目で三菱車と分かるインパネ。オーソドックスなデザインだが、メーターやエアコンのダイヤルスイッチなどからスポーティを演出する意図は感じられる。4WDはアウトランダーやデリカD:5などと同様に、ダイヤルで2WD、4WD、ロックの切替が可能燃費に貢献しているのは軽量化や空力などに加えて、回生機能を採用した点が大きい。減速時のエネルギーをバッテリーに充電することで、余計な燃料を食うアイドリング時や走行中に蓄えた分を使い切るまで発電を抑制することで、エンジンの負担を軽くするもの。回生のフィーリングなどは試乗後に報告しよう。

インテリアについては、ブラック内装のみで少し味気のない印象も受けるが、中間グレードのMの2WDが200万円を切る価格設定であることを考えると、ある程度のコストダウンは仕方ないところか。

狙い目のグレードは

シート
SUVらしくアイポイントが高く、見晴らしはいいのだが、全高を抑えているため、ヘッドクリアランスに余裕はない。後席に座ると身長171cmでコブシ1つもないくらい。膝前のスペースもコブシ1つ程度で大きなゆとりはないが、足が運転席下にスッポリと入る。しかし、後席はシートサイズが大きく、背の高い外国人でも不足はないだろう
1.8LのみのエンジンラインナップでグレードもE、M、Gとシンプルだ。スタビリティコントロールや大きなサンルーフが欲しいとなるとGのみしか選択肢はない。しかし、安全装備は全車同列の扱いなので、装備に納得がいけばEを選んでも問題ないはずだし、178万5000円という価格はなかなか説得力がある。

なお、2月16日時点の受注台数は3300台で、まずまずのスタートを切ったといえるだろう。
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