エコカー補助金
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アメリカ車で唯一、型式認定を受けてエコカー補助金の対象モデルになっているのが、ジープ・パトリオット。10・15モード燃費に対応してのクリアとなる。価格は291万9000円~342万3000円。13年超のクルマを廃車にしての買い替えなら25万円、買い替えではなく新車として買うなら10万円が交付される |
昨年末から今年に入り、日本のエコカー補助金制度は不公平ではないか!という声がアメリカ議会などからわき起こった。エコカー補助金制度を簡単におさらいしよう。車齢13年超の「古いクルマ」を廃車にし、平成22年度燃費基準をクリアしたモデルを購入すると最大で25万円交付される制度で、2010年9月30日まで延長されることが決まっている。
PHP自動車も対象に
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クライスラーではジープ・パトリオットが日本の燃費基準をクリアしての補助金対象車になるが、グランドボイジャーやダッジJCは今回のPHPモデルによる補助金対象車になる |
今回のニュースのキモは、エコカー補助金の延長だけでなく、輸入車に多い、型式認定を受けていないPHP自動車「輸入車特別取扱制度」で日本上陸を果たしたモデルもエコカー補助金の対象になったこと。エコカー補助金の対象になるには、平成22年度燃費基準をクリアしなければならなかったので、輸入車ではSクラスハイブリッドや今年に入ってから2010年モデルでクリアしたジープ・パトリオットなど小数のみだったのだ。今回、PHP自動車も対象になり、しかもPHPの場合は「生産国の燃費基準」をクリアしていれば同制度の対象になるため、多くの車種が対象になる見込みだ。
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