高級感は十分だが
「リモートタッチ」の新採用で、インパネのスイッチ類はだいぶ整理された印象だ。RXにはドライバーの前のウインドウに車速やレーン情報などが表示されるヘッドアップディスプレイも搭載されている |
フォルムそのものは、ひと目でキープコンセプトと分かるもので、レクサスらしいクリーンなイメージも特徴といえる。シャープな印象のヘッドランプ、厚めのクォーターピラーがハリアーの次世代モデルを思わせる。街中のハリアー乗りにとっては、RXとハリアーの日本販売事情を知らないと、「新しいハリアーが出たのか?でもエンブレムはレクサス?」と混乱するかも知れない。
インテリアは大幅刷新
乗降性はSUVらしく高めのシートに腰を掛ける印象だが、頭上空間も含めて不満はない。後席は6:4分割可倒式で、荷室からワンタッチで倒せるレバーも備わる |
今までのタッチパネルから一転し、BMWのiDrive、アウディのMMIなど、視線移動を少なくし、タッチパネルの長所だった直感操作を追求した意欲的なインターフェイス。パソコンのマウスを操作する感覚で、ナビやAV操作ができるのだが、非常によくできている。指先で操作すると思い通りに行かないのだが、指の第1関節を使い転がすように操作すると不便さが解消された。マウスのポインターが調整できるように、「リモートタッチ」のポインターの動きの速さも5段階で調整できるから、習熟度に合わせて感度をチョイスすればいいのもありがたい。
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