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優等生クロスロードの走り

スタイル、パッケージングからするとヒットの法則に則った印象の「クロスロード」。ストリーム譲りのスポーティな走りかと思いきや、より万人向けの仕上がり。毎日気軽に使えるセダンでもミニバンでもない選択肢だ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

ホンダらしからぬ優等生

クロスロード外観
1.8Lと2.0LにそれぞれFF、4WDを設定。1.8Lと2WDの組み合わせが軽快でクルマのキャラクターにマッチしている。193万2000円~291万9000円
クロスロードの走りは意外に優等生的だ。ホンダといえばストリームが好例で、3列シートのミニバンであっても、ステアリングを右に左に操るだけで楽しさを感じさせ、オンザレール感覚の痛快さが持ち味。やりすぎるとオデッセイのアブソルートのような、3列目に座るのはちょっと遠慮したい、というフットワーク偏重になってしまうが……。

クロスロード外観
ボンネットが見え、ボクシーなフォルムが効いて取り回しは3列シート車とは思えないほどラク。インパネは大きさの異なるメーターが特徴的
走りに関しては「スッキリ・シッカリ&ナチュラル」というテーマを掲げたという。乗ってみると、安心感の高さに重きを置いた味付けのように感じる。ステアリングは大径で、飛ばすよりも「ゆったり会話でも楽しみながら行きましょうよ」という走りが似合う。とは言っても首都高のようなステージで流れをリードするのは容易だ。ロールも抑えられていて、自然なので誰もがスムーズに運転できるはず。また3列目席が近くに感じ、大きなクルマを操っているプレッシャーもない。奥さんも安心してステアリングを握れるだろう。

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