SUV風のプラスアルファの価値

POLO外装
スポーツバンパー、プロテクションモールなどの専用パーツでSUV風に仕上げられている
SUVの要素としては、ノーマル車よりも20mm最低地上高をアップし、ルーフレールの装着もあって全高が50mm上増しされている点、見る者に力強さを伝えるバンパーなどによるSUVチックな外観が挙げられる。立体駐車場に入れられるので、実用性は損なわれていない。ロードクリアランスに余裕が出たぶん、悪路だけでなく、街中にもある段差などでフロントスポイラーなどをこする心配がなくなった。背が高くて走りが不安定ということもない。

生活を広げてくれる気軽な相棒

クロスポロの走行性能はノーマル車よりも優れている。だが、一番のポイントは、前述したような、専用のSUVテイストの外観や少し高い最低地上高がもたらす安心感に。もちろんクロカン4駆ばりのクリアランスがあるわけではなく、ちょこっと高いという程度であるし、2WDだけで4WDの設定はない。でもノーマル車よりもタフなイメージで、クリアランスに若干余裕があるだけで、使い倒せる感が増すから不思議だ。現状では高いオフロード性能を求めるユーザーが減少し、そうした車種も少なくなっているのでこの狙いは妥当だろう。実際にスキーエクスプレスとしても、自転車趣味、マリンスポーツまで普通に楽しむレベルなら実用上大きな不満はないはず。

クロスポロ最大の魅力は、あくまで普段使いの街の実用車ながら、新しい趣味への意欲をかき立てるなど、生活を広げてくれる予感を抱かせるプラスアルファにある。基本性能を高めたうえで、付加価値を追求している点にいままでの派生車にはない新しい可能性を感じる。
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