F1合同テストが始まった。

3月にバーレーンで開幕する「F1世界選手権」の2010年シーズンに向けて、2月1日から公式のテスト走行が解禁となった。その直前から今シーズンのF1を戦うニューマシンの発表が各チームから行われ、初回のテスト会場となったスペインのバレンシアサーキットには7チームのマシンが姿を見せ、精力的な走り込みを行った。
ピットアウトするシューマッハー(メルセデスGP)
【写真提供:Bridgestone Motorsport】
今シーズンのF1は「レース中の燃料給油が禁止」されるため、マシンのコンセプトがガラリと変わる。簡単に言えば、スタート時の燃料満タンの状態でも燃料を消費して軽くなった状態でも、どちらでも速いペースで走れるマシンを作らなくてはならない。そして、燃費の良いエンジン、空気抵抗が少なく燃費にも良い影響を及ぼすマシン、さらにダウンフォースを稼げるマシンが求められる。

また、ブリヂストンが全チームに供給するF1用タイヤにも変更がある。今シーズンはフロントタイヤの幅がリム組みした状態で昨年のものよりも20mm狭くなっている。こういった新しいマテリアルについても学び、限られたテスト日程で、マシンの欠点を洗い出していかなくてはならない。シーズン開幕前のテストで各チームがやらなければならないことは非常に多いのだ。それだけに緊張感がみなぎっているのがプレシーズンテストの面白さでもある。
ブリヂストンが用意した新しいフロントタイヤ。F1にとって重要なファクターであるタイヤ。ブリヂストンは今年が最後のシーズンであることを明らかにしているが、今年もエキサイティングなレースを演出すべく全チームに安定した品質のタイヤを供給する。新タイヤとマシンをどうマッチングさせていくか。チームにとって共通の課題だ。
【写真提供:Bridgestone Motorsport】

Twitterでテスト情報を追いかけよう!

今まではプレシーズンテストというと、ベストタイムや周回数、それに簡単なレポートが配信されるのみで、「本当にどのチームが速いのか?」を推し量るには、取材に出向いたジャーナリストたちのレポート、分析を待たなければならなかった。しかし、今年は今、鳩山首相やオバマ大統領も使っていることで話題のミニブログ「Twitter(ツイッター)」でテスト情報がドンドンとリアルタイムで伝わってくるようになった。
80年代を彷彿とさせるカラーリングになった「ルノー」のピット。ドライバーはロシア人初のF1パイロットとなるヴィタリー・ペトロフ。
【写真提供:Bridgestone Motorsport】
特に今年は「燃料給油禁止」という大きなレギュレーションの変更があったため、各チームは重い時と軽い時のバランスの変化を見るために決勝レースを見据えたロングラン走行を重視している。1発のベストタイムの速さは確かに重要だが、各チームのテスト日のメニューはそれぞれ異なるので、叩き出したベストタイムがそのマシンの速さを正確に表すものかどうかは分からない。そのため、各チームの速さを推し量るには、どのチームが今、何周走って、どれだけのペースで走れているかを注視する必要があるのだ。

これまでは現地で取材するジャーナリストやサーキットの観衆のみが情報を知りえる立場にあったが、今年は「Twitter(ツイッター)」のおかげで、日本に居ながらにして、その状況をリアルタイムで知ることができるようになった。マニアにはたまらない環境が整ったといえる。しかし、これは何もマニアだけが楽しむものではない。シーズン開幕まで1カ月、「待ちきれない」という気持ちを「Twitter」でのテストウォッチングは解消してくれるだろう。

今回はF1を見る上での「Twitter」の有効性、有益性を初心者にも分かりやすくご紹介してみよう。