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「匠(たくみ)」が愛したレーシングカー(3ページ目)

オフフェスのさきがけイベントであるNISMO FESTIVALが10回目の開催を迎えた。極寒の富士スピードウェイに大観衆が詰め掛け、今年も新旧のレーシングカーがエンジン音を奏であった。

辻野 ヒロシ

執筆者:辻野 ヒロシ

モータースポーツガイド

中国チャンピオンの日産ティーダが日本初登場!

中国からチャンピオンを手土産に来場した2台の日産ティーダ。エンジン音はかなりの迫力だ。
今年、ニスモは日産ティーダを中国のレースに送り込んだ。中国ではF1も開催される上海国際サーキットをはじめとする近代サーキットでモータースポーツが大きな盛り上がりを見せ始めているのだ。

そんな中、中国サーキット選手権(CCC)に投入された日産ティーダは今年、参戦初年度ながらドライバーズ部門とチーム部門で見事にチャンピオンを獲得した。オープニングセレモニーにはチャンピオン争いを展開した2台の日産ティーダが登場し、観客からは大きな拍手が送られた。

異種混走の模擬レースなど数多くのイベントが開催された

ニッサンの私設応援団が応援旗を一生懸命振り続ける中、GTやグループCカーなどがデモ走行を展開。
NISMO FESTIVALは楽しい。

新旧の様々なレーシングカーが見られる他、トークショーではユーモアたっぷりの裏話を聞くことができる。NISMO FESTIVALは10年目を迎え、オフシーズンフェスティバルの元祖として大きな発展を遂げてきた。そして、寒風吹きすさぶサーキットに詰め掛けたお客さんたちもすっかり手馴れたもので、自分の見たいアトラクションをしっかりと決めて最後まで楽しんでいた。

ニッサン、ニスモのファンは本当に熱い。

私は今年もMCとして参加させて頂いたが、このイベントは仕事をしていて本当に楽しいのだ。お客さんのレスポンスも素晴らしいし、何より一体感を感じられる。レースが大好きで、良くご存知で、時には厳しいツッコミもレースに対する愛情がこもっている。

レース愛する人間の、レースを愛する人間による、レースを愛する人間のためのイベント。NISMO FESTIVALはまさにそんなイベントだ。節目の10年目を経て、これからどんな発展とサプライズが待っているのか僕も楽しみだ。ぜひ来年も参加できたらと心から思っている。

NISMO FESTIVALで見られた様々なレーシングカー

今年からニッサン陣営のニューフェイスとして加わったKONDO RACING。トークショーでは裏話を交えつつ真剣なレース秘話を語ってくれた。
ユニシアジェックススカイライン。これも懐かしいグループAマシンだ。大人気だったGT-R全盛時代の記憶が蘇ってくる。

1998年のル・マン24時間耐久レースにチャレンジしたニッサンR390 GT1。こう見えても一応GTカーだ。
1999年のル・マンに出場したプロトタイプカー、ニッサンR391。今年は影山正美がドライブした。


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NISMO 公式ウェブサイト
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