子供を連れてサーキットへ行こう!

子供たちに笑顔でキャンディを配る各チームのキャンギャルたち。各チーム、子供たちがもらって喜ぶグッズを用意している。
今年も大盛況となっているSUPER GTシリーズ。ここ数年、子供を連れて家族で観戦するファンも増えてきた。そんな親子ファンの増加に応える形でSUPER GTシリーズでは土曜日の予選終了後に「GTキッズウォーク」を開催中だ。この「GTキッズウォーク」は中学生以下の子供とその保護者が無料で参加できるピットウォークだ。

今回は第2戦岡山ラウンドの「GTキッズウォーク」をレポートする。


いつも爽やかな笑顔を振りまく八木宏之選手の所には子供たちがサインをねだりに走ってくる。
第2戦岡山の「GTキッズウォーク」は白熱のスーパーラップ予選の直後に開催された。1台1台の息詰まるタイムアタック合戦の後に静寂が訪れ、ピットではエンジン音に代わって子供たちがはしゃぐ声があちこちで聞かれた。お父さんお母さんと同じチームキャップを被った子供たちがキャンディやステッカーを貰いに走り回る。例え敵チームのステッカーであろうとも「大人のしがらみ」など無縁の子供たちにとっては関係ない。「GTキッズウォーク」の時間、ピットは子供たちの笑顔で溢れる。

またドライバーたちも予選も終わり、実にリラックスした笑顔でガレージ前に登場し積極的にサインに応えている。特に自らも父親であるベテランドライバーたちは子供たちにサインをねだられると嬉しそうだ。子供たちも想像以上にドライバーのことをよく分かっており、一緒に写真を撮った後は「頑張ってください!」と大きな声でドライバーを激励する姿も見られる。


中にはピット作業のデモンストレーションを練習を兼ねて行うチームも。Direxivは練習の成果か?次の日の決勝では迅速なピット作業で優勝を飾った。
各チームが配布するスポンサーグッズだけでなく、キッズウォークではGTアソシエイション主催の抽選会が行われている。協賛各社などから提供されたダイキャストモデルカーや巨大なラジコンカーがプレゼントされ、豪華商品が当たった子供はさらにテンションがあがり飛び上がって喜んでいた。

SUPER GTシリーズは本当にファンサービスに積極的なレースシリーズである。モータースポーツファンの年齢層は上がっており、子を持つファンも多くなってきた。しかし、こういう「GTキッズウォーク」のような子供も楽しめるイベントがあれば、家族で観戦できる。サーキットは都市部から離れた所にあることが多いので、予選から観戦し「GTキッズウォーク」に参加し、1泊して決勝レース観戦となれば家族旅行にもなる。子供たちにとっても良い思い出作りになるだろう。

未来のファンを育てるSUPER GT

NISMOは毎回サイン会を実施。長蛇の列ができるが、ドライバーたちは疲れを隠して積極的にファンサービスしている。
中学生の時に初めてサーキットでレースを観戦したが、僕が子供の頃はこういうイベントは無かった。しかし、国内モータースポーツ界は不況による低迷の時代を経て、新しく生まれ変わろうとしている。「GTキッズウォーク」はその顕著な例と言ってもいいだろう。

レーシングドライバーは野球選手やサッカー選手と違い、プレーしている姿が分かりづらい。その分、もっともっと選手が前に出て行くことは必要だ。ドライバーが子供たちにとって憧れの存在になれば、きっと10年後、20年後、レースを見たいと思う大人は増えるだろうし、レースの仕事がしたいという人材も増えてくるはずだ。
レースを愛するファンの方には可能な限り、未来ある子供たちにレースを見せてあげて欲しい。きっとドライバーやチーム関係者は最大限のパワーでその声援に応えてくれるはずだ。


次戦のSUPER GTは第3戦・富士スピードウェイ、5月3日(水)4日(木)のゴールデンウィーク開催だ。連休を家族と一緒にサーキットで過ごしてみてはどうだろうか。

<写真撮影 : 辻野ヒロシ>
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