今年も鈴鹿1,000kmが真夏の祭典として開催されたが、ポルシェが久しぶりに大活躍を見せたレースではなかっただろうか?
GT300クラスでは、#20FK/マッシモポルシェ(和田博/影山正美/光貞秀俊)、#72インタークルーBOROポルシェ(平川晃/福山英朗/砂子塾長)がクラス1-2。さらに鈴鹿クラブマンレースGTやポルシェカレラカップの車両であるOPENクラスでは、#112ARKTECHポルシェ(斉藤多聞/吉川とみ子/芳賀重光)、#14Tomei Sportsポルシェ(小山雅也/渡辺史彦/袖山誠一)、#25ADVAN DGゼナドリンポルシェ(一楽智也/近藤真彦/福田良)が表彰台独占。S耐クラスこそ#32PCJファルケンポルシェ(藤田明/原幸雄/松田秀士)がトップ走行中にブレーキトラブルでリタイアしてしまったものの、クラッシュするまでは、GT300/OPENのポルシェを抜くなど元気な走りを見せた。
一抱えに「ポルシェ」といっても中味は微妙に異なるのだが、最近のJGTCでポルシェの活躍を見ることが少なくなってきた。ポルシェの表彰台獲得といえば、昨年の第7戦オートポリスでタイサンのポルシェが3位に入ったのが最後。今年も終盤には性能調整を受けて表彰台のチャンスはあるだろうが、ポルシェを使っているチームではなかなかやる気も起きてこないだろう。
自動車メーカーとのつながりがないプライベートチームにとって、市販されているレーシングポルシェは、GTレースに出場するための重要な道具。しかし昨年からGT500の車両を改造してGT300にディチューンして参加してくるチームもあり、ポルシェユーザーが活躍する場が少なくなっているのは事実。実際、昨年までGT300に参戦していたハセミモータースポーツの長谷見昌弘監督も「ポルシェを標準にして性能を調整しないとGT300は(開発競争になって)終わってしまう」とGT300の将来を心配している。
今回の鈴鹿1,000kmでは、GT300のトップコンテンダーが参戦しなかったこともあったが、トップドライバーや話題の多い選手の参加もあり、久々に元気なポルシェを見ることができたレースだった。
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