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GT-R、ついに連勝ストップ、S耐ポルシェが1-2-3! 十勝24時間レース!

10回目の開催となった十勝24時間は、今年もS耐の1戦としてもカウントされる。S耐車両の他に、1台のGT(ポルシェ)、2台のプロダクションクラスと合わせて合計34台が参加した。

執筆者:松田 秀士




10回目の開催となった十勝24時間は、今年もS耐の1戦としてもカウントされる。S耐車両の他に、1台のGT(ポルシェ)、2台のプロダクションクラスと合わせて合計34台が参加した。今回、予選は行われず、これまでのS耐シリーズポイント順でグリッドが決定。さらに例年使用されるフルコースではなく、ショートコースを使っての耐久レースとなった。決勝は7月20日の15時にスタートが切られた。天候は比較的雲が多く、気温も上がらず肌寒い。
1番グリッドからスタートしたGTポルシェは序盤こそトップを走行するものの、やがて自力に勝るS耐ポルシェ勢に抜かれてポジションダウン。そして夜間に他車両との接触でコースアウト&リタイアとなった。
トップ争いは竹内浩典/田中哲也/影山正美のファルケンポルシェ、飯田章/西澤和之/山路慎一/荒聖治のランドリーポルシェが軸で、目下S耐クラス1において90連勝中のスカイラインGT-Rは、今季開幕から負けなしで4連勝中の木下みつひろ/青木孝行/桂伸一のエンドレスGT-Rが唯一の出場。ラップタイムは安定していて、予定どおりのルーティンピットをこなしていくが、全くトップを伺えない。それどころかポルシェは予想より早いラップタイムで周回を重ねていく。
朝になっても2台のポルシェがトップ争いを繰り広げ、3位をアドバンポルシェとGT-Rが争うという展開に。そしてとうとうGT-Rはトップ争いに絡むことなく15時にチェッカーとなり、なんとファルケン、ランドリー、アドバンのポルシェが1-2-3フィニッシュ。GT-RのS耐総合連勝も39でストップしてしまった。



シーズン当初からロングラン耐久では真価を発揮すると言われていたポルシェが、S耐における初優勝を24時間レースで達成した形となった。今後のS耐は500kmレースが中心となるが、あといくつ勝てるのか? 興味は尽きない。
なおクラス2では、序盤独走状態だったFUJITSUBOインプレッサが、駆動系、タービンにトラブルを抱えて後退。代わってオガワランサーがトップを奪いそのまま逃げ切った。クラス3ではFINA BMWが優勝。本山哲と井出有治が合流したC-WESTフェアレディZが初表彰台2位となった。クラス4はACID英進館S2000、GN+クラスは5ZIGENインテグラがそれぞれ制した。
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