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アンダー100万モデルは“買い”なのか?(2ページ目)

クルマを取り巻く状況が厳しさを増すなか、戦略的な価格の新型車が増えてきている。なかでも100万円前後のプライスゾーンがもっとも熱い。インパクトのあるプライスに、クオリティは追いついているのだろうか。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

実質的には84万5100円!

コルト・リミテッド インテリア
オーディオは未装備だが、オートエアコン、オートライト、車速感応ワイパー等、上級モデル用の装備をおごる

クルマとしてのスペックをチェックすると、同じ価格帯に属す次期型マーチやトヨタ・パッソよりワンランク上。コルトのボディサイズはホンダ・フィットと同等で、エンジンだって4気筒の1.3リッターだ。コストの掛かったCVTと組み合わせることにより、10・15モードで21.5km/Lと良好。

ちなみに次期型マーチのエンジンは3気筒の1.2リッター。パッソの廉価モデルも3気筒の1リッターで、これまた明らかにワンクラス下の内容である。といったことを総合して評価すると、コルトのリミテッドは労働コストの低いタイで作ったクルマよりお買い得だと言うことです。

トドメが前述のエコカー購入補助。9月までに納車されれば、10万円の補助と4万3900円の減税を受けられる。実質的に84万5100円! 諸費用まで含めたって100万円でオツリが来ることだろう。「クルマを買い変えなければならないけど欲しいモデル無し」という人におすすめしておく。じゃなければホンダ・フィットの「G」など面白い。17万2300円という購入補助+減税の上、特別仕様じゃないため値引きも期待できる。仮に10万円の値引きをしてもらえば27万2300円安の92万4700円。購入補助金の交付は9月末日納車までだから、買うなら急ぎたい。
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