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国産車買うなら、今しかない!(2ページ目)

クルマはここ20年、装備内容は向上しながらも、価格はほとんど上がらない「物価の優等生」だった。ところがついにプリウスが3%の値上げを実施。これからの国産車の価格、どうなっていくのだろう?

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

買い換えるなら今

プリウス
9月より3%の値上げに踏み切ったプリウス。トヨタがモデルチェンジ以外で乗用車を値上げするのは実に34年ぶりという。写真はプリウスSグレード

そんな状況の中、日本車も値上げを考え始めたようだ。確かに自動車の材料となる鋼板やアルミ、樹脂、ゴム、エネルギーコストに至るまで値上げに次ぐ値上げ! 安くなったものなど皆無に近い。

値上げしてこなかったのが奇跡に近いのだと思う。ただ全面的な値上げに踏み切れないでいるらしい。そらそうだ。只でさえ自動車の売れ行きは低迷している。値上げしようものなら、一段と厳しい状況になってしまうことだろう。

ここに来て「作っただけ売れる」というモデルも出てきた。好例がプリウスやハイエース。この2車種、モデルチェンジしてから数年経つのに、未だ納期2~3ヶ月という状態にある。人気車なら値上げしても大丈夫だろう、と考えたに違いない。

ハイエース
ハイエースバンも主要グレードで1%の値上げを行う。その他のモデルでも値上げが行われるという。写真はハイエースバンDX

プリウスやハイエースの場合、値上げは約3%。たった3%と思う人もいるだろうけれど、250万円のグレードなら8万円以上となってしまう。全く同じクルマが翌日になると8万円高くなるのだから厳しい。

フルモデルチェンジを機に値上げをするメーカーも増えていくことだろう。マツダ・ビアンテは、今までのマツダ車の価格からすれば10万円近く高い。原料費の高騰を織り込んできたんだと思う。

いずれにしろ日本車が値上げするのは時間の問題。近々クルマを換えようと考えているなら、早めに動いて吉。輸入車もジワジワ値上げしてきてます。
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