ハイブリッドより経済的
プジョー308に搭載する1.6リッターディーゼルエンジン。パワーは必要にして十分。ニオイもほぼ無臭 |
走り出すと、必要にして十分なパワーである。最高出力こそ110馬力ながら、トルクは2.5リッターのガソリンエンジンくらい太い。実際、アクセルを深く踏むとスポーツエンジンじゃないかと思うくらい元気よく加速します。最高速は190km/hというから、全く不満無し。
ガソリンエンジンの308は2008年半ばに日本導入予定。ディーゼルモデルの導入に期待したところ |
プジョーに「日本ではいつ販売する予定なのか?」と聞いてみたら「2010年までの計画に載っていないが、当然考えている」との答え。出せばきっと高い評価を得られることだろう。
ちなみにガソリンエンジン搭載の308は、来年半ばから日本でも販売されるそうな。日本仕様は1.6リッターターボの4速ATと6速マニュアルになる予定だという。このエンジン、燃費の良さで高い評価を得ている。6速マニュアルを普通に走らせて15~18km/リッターというイメージ。
プジョーの最新作らしく、高いコーナリング性能としなやかな乗り味を高い次元で両立させるなどクルマ作りも上手だ。プジョー207も魅力的だけれど、もう一回り大きな室内スペースが欲しいという人にはちょうど良いかもしれない。
アルプスに近いアルザス地方のワインディングロードを気持ちよく走っていたら、「やっぱりガソリンの1.6リッターターボもいいなぁ」であります。日本ではドイツ車ほどメジャーじゃないフランス車ながら、奥行きがあって楽しい。一度くらいプジョーと暮らしてみるのもいいな、と思う。