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アメリカ生まれのコンパクトSUVが上陸 トヨタ・ヴォルツ デビュー(2ページ目)

トヨタとゼネラルモーターズによって共同開発された、コンパクトSUVのヴォルツが発売された。アメリカで生産されるヴォルツは、日本市場にマッチするか?

国沢 光宏

国沢 光宏

車 ガイド

各種自動車専門誌で、新車記事とインプレッションを広く深く掘り下げ多数執筆。

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室内はカローラクラスと思えないくらいゆったりしている。考えてみればカローラより幅で80?も広い。クルマというのは前後長より車幅で広さ感が出てくるもの。また、車高も1605?あり、これまた広く感じさせる要因だろう。つまりカローラをベースに作ったミニバンのような室内スペースを持つのだ。インテリアデザインも特徴的。トヨタのスタンダードから大きくは外れていないものの、日本車と微妙に違う雰囲気を持つ。

面白いのがラゲッジスペースの使い勝手。前後方向へ動くする2本のレールが設置されており、重量物や大きな荷物をラゲッジスペースに収納するため使う。例えばレールを引き出した状態で自転車をセットし、そのまま押して車内に入れれば完了(専用キャリアを使う)。自転車をミニバンの車内に積んだ経験あれば解るだろうけれど、いろんな場所に引っかかったりして苦労する。このレールとキャリアさえあればめちゃくちゃ簡単。

ラゲッジスペースのフロアは樹脂製。多少汚れたって濡れた雑巾で拭けばOK。荷物を固定するためのフックが8カ所に設定してあるから、どんな形状の「遊び道具」も運べるんじゃなかろうか。全体的なイメージからすれば「SWとミニバンの使い勝手を持つSUV風のクルマ」か。いわゆる「クロスオーバー」というジャンルなのだけれど、果たして日本にマーケットがあるのか気になるところ。アメリカでは売れると思います。
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