選びぬかれた10色のバリエーション
秋元さん:
これまで挙げた各プロダクト事例の他に、ペン全体を単色でまとめてまるで一本一本が「色のスティック」のように見える無印良品のカラーペンと、日常的に使われる品ながら、マットな質感のホワイトとブラックの塗装がとてもデリケートに施され高い品質感を備えた韓国Reigncom Limitedの「iriver」ブランドの電子辞書を挙げます。
松本:
無印良品のカラーペンは、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7つの虹色に、ピンク系2色と黒を加えた10色のカラーバリエーション。すべて使える色ですし、選びぬかれた10色といえるでしょう。
白や黒などベーシックカラーは、デザイナーの質感へのこだわりが、生活者にとって心地よさとして伝わる場合、優れたデザインとなるように思います。
質感で見せる白と黒
松本:
東京ミッドタウン・デザインハブで「グッドデザイン・エキジビション2008」が開催中ですが、今年は永井一史さんがアート・ディレクションを担当されていますね。
昨年までとの相違点をお聞かせいただけますか?
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