CONTENTS
Page1:フセイン・チャラヤン…シェルターとアイデンティティー
Page2:畳む、ドレープを作る、プリントする…構成の技法
畳む…横浜港大さん橋国際客船ターミナル
foa(フォーリン・オフィス・アーキテクツ)《横浜港大さん橋国際客船ターミナル》(横浜)1995-2002年 Yokohama International Port Terminal, Yokohama, Japan by FOA, Photo (c)Satoru Mishima |
まるで、折り紙のように折り畳まれた内部空間のフォルムが印象的な、横浜港大さん橋国際客船ターミナル。
この建築物を手掛けたフォーリン・オフィス・アーキテクツ(FOA)は、ファルシード・ムサヴィとアレハンドロ・サエラ=ポロの夫婦によるチームです。
動線がいかに空間を形成しうるかを追求したこの建築物は、織り交ぜられたリボンのようなループ状の斜面の構造が採用されています。
ドレープを作る…カーテンウォールの家
坂茂《カーテンウォールの家》(東京)1995年 Shigeru Ban Archtects, Curtain wall house, 1995, Itabashi, Tokyo, Japan Photo:(c)Hiroyuki Hirai |
従来の家庭用カーテンの生地を建築の外壁に用いた《カーテンウォールの家》。
カーテンを引いて閉めると、風雨から守られ、繭に包まれているような感覚が与えられます。
建築家、坂茂は、安価で簡単に交換できる紙管を、構造材料に用いた仮説シェルターを設計するなど、シンプルだが特異な材料の構造的特性の探求を進め、人道的かつ生態学的な問題にも取り組んでいます。
プリントする…サンタ・カテリナ市場
ミラーリェス+タグリアブエ(EMBT)《サンタ・カテリナ市場》(スペイン、バルセロナ)1997-2005年 Santa Caterina Market in Barcelona, Architects: Miralles Tagliabue EMBT, Photographer: Alex Gaultier |
EMBTアルテキクテスも、エンリック・ミラーリェスとベネデッタ・タグリアブエ夫婦によるチームです。
《サンタ・カテリア市場》の特徴は、劇的で光沢をもった色彩のタイル面です。67色が使われた何千もの六角形の陶製タイルが、野菜や果物のサラダというイメージを抽象化したパターンを描き出しています。
タイルの製作は、バルセロナのアントニオ・ガウディによるプロジェクトでタイルを修復している職人が行いました。カラフルなプリントが、市場に活力をもたらしてくれるようです。
ご紹介した作品は、ほんの一例です。めまぐるしい流行に流されていくファッションもありますが、今回の展覧会では、時代に流されることなく、独自のクリエイションを展開しているファッションデザイナーが紹介されています。会期中にぜひ一度、会場を訪れてみませんか?
着物展覧会「スキン+ボーンズ 1980年代以降の建築とファッション」は国立新美術館で開催されています。 |
【展覧会】
「スキン+ボーンズ -1980年代以降の建築とファッション」
会期:2007年6月6日(水)-8月13日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室2E
開館時間:10:00-18:00
※入館は閉館の30分前まで、金曜日夜間開館20:00まで
※毎週火曜日休館
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