CONTENTS
Page1:『Life Stripe(ライフストライプ)』ベスト3
Page2:地域・時代によって異なる色とイメージ
Page3:『Life Stripe(ライフストライプ)』今後の展開
パネル、プロダクト、企画展…
『Life Stripe(ライフストライプ)』のこれから
「横浜ベイクォーター」駐車場内は、歩行者用通路を歩きながら、『Life Stripe(ライフストライプ)』をご覧になれます。 (撮影:望月考) |
松本:
今後のライフストライプの展開について、どのようにお考えですか?
小林さん:
<アートパネル化>
Life Stripeをパネル化し発表します。その人だけのその一日だけの世界に一つしかないストライプ模様を限定1点のみ制作します。
<ウェブのバージョンアップ>
現時点で約9万4千本あるライフストライプをもっと面白く公開できないかとバージョンアップを考えています。今進めているのは、自分と似ている生活を送っている人とウェブ上で繋がることができるシステムの構築です。共通の行動項目のある他人と新しい形で巡り会えることで新たな発見が生まれるかもしれません。
他にも例えば年齢別にライフストライプを表示できたりしても新しい生活の提示が出来るかもしれません。また、携帯電話を使った展開も企画中です。
<プロダクト化>
生成されたライフストライプをもっと身近に触れることが出来たらと思い、ライフストライプを使用したプロダクト制作を企画しています。
現在進めているのはクッション化(クッションカバーの模様が、Life Stripe(ライフストライプ)になっています)。その人にとって記念的、象徴的な一日をライフストライプのクッションで抱きしめたり、寄りかかったり、枕にしたりして肌で感じることができるものです。
<企画展>
横浜ベイクォーターでは「横浜を構成する100のライフストライプ」という企画で展示しました。このように、都市や国、もしくは年齢や職種のようなあるカテゴリーの中で構成された展示というのをこれからもやって行きたいです。
例えば、「ライフストライプ×ワールドチルドレン」。世界のあらゆる環境において子供たちの生活は様々です。その子供たちの生活をライフストライプにして一同に展示。ストライプ模様によって世界を閲覧、感じることが出来るというわけです。また、それらにまつわる出版等も出来たらと思います。
その他にも、さまざまな分野とのコラボレーションも積極的にしていきたいと考えています。
松本:
ありがとうございました。『Life Stripe(ライフストライプ)』は、”駐車場”という街の中の身近な空間が、色のチカラによって、街で暮らす人・動物たちの日常生活が感じられる生き生きとした空間へと変化することを見せてくれました。
『Life Stripe(ライフストライプ)』は、シンプルで気の効いたコミュニケーションツールのようなもの。これからも、様々な展開が考えられるのではないでしょうか。今後のますますのご活躍を楽しみにしています。
※記事の更新やカラーコーディネートの情報を満載したコラムをガイドメルマガにてお知らせします。ご登録はこちらからどうぞ。
【取材協力】
・アートプロジェクト『Life Stripe(ライフストライプ)』
・クリエイティブカンパニー「SPREAD」
※コラボレーション等のお問い合わせは、上記ウェブサイトへどうぞ!