カマイユ配色/フォ・カマイユ配色 :ソフトなベージュ
今年の春夏ベージュは、「明暗」をキーワードに、同系色コーディネートを試してみてください。
まずは、明暗の差をほとんどつけずに、ソフトなベージュを楽しむ方法です。遠くからながめるとほとんど同じ色に見える配色を「カマイユ配色」、若干色相にズレがあるのを「フォ・カマイユ配色」といいます。
これらの配色は、遠くからは大体一色にしか見えませんが、近づいてみると微妙に色が違っていることに気が付きます。
単に同じ色で揃えただけだと思ったら、微妙に異なる色を組み合わせていることがわかるのです。お互いがなじむようにバランスを考えて配色しているんだな、結構時間をかけて選んでいるはずで、オシャレだな、と感心させられる配色です。
また、少しコントラストをつけて、「オフホワイト」「アイボリ」「イエロー」の明るい色と合わせて、やわらかな光を表現するような気持ちで、繊細な配色を楽しんでみましょう。
素材は薄くやわらかく、ソフトなドレープができるものがピッタリ。
明暗コントラストで、ドライなベージュ
次は、ハードでドライなベージュ配色です。
「ブラック」「チョコレートブラウン」「ジーンズブルー」などの暗い色と組み合わせます。
先ほどはベージュよりも明度の高い色と合わせましたが、今度はベージュよりも明度の低い色との配色です。
素材やデザインも色と同様にちょっと厚みがあってハードな方が似合います。荒い目の自然素材ならフォークロア調の良い味が出て、これはこれで夏らしい装いになります。