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配色 その5 緑(2ページ目)

【1/30:記事追加しました】緑から連想される言葉やイメージは?ホームページ、広告、商品、インテリアでの使われ方と特徴など。今後どんどんページを追加していきます。

執筆者:細谷 美千代

緑の配色
緑のイメージと基本的特徴
各分野でどのように使われているのか?


各分野でどのように使われているのか?

緑の特徴や注意点を分野別にまとめてみました。


コンピュータ・ホームページ
色光で緑を表現する場合、画面上ではどうしても明るい黄緑に見えてしまいます。もっと暗くやや青に近づけると緑に近くなります。緑は、白や濃淡グリーンと合わせるとやすらぎや安心感を、ブラウン系とならエスニック、またはナチュラルに。赤やオレンジや黄色を少量加えるとグリーンが引き立ちます。黒は穏やかな緑を一番シャープに力強く見せてくれる色です。


ファッション・メイク
緑の服や小物の割合は低く、主に日常着やレジャー服に使われ、緑のスーツが非常に少ないことからもわかるようにフォーマルな場面ではあまり使われません。少数派なだけに上手に着こなせればオシャレ上級者。メイクでは、アイシャドーやアイライナーをグリーンにすると落ち着いた大人の感じに。イエローグリーンと一緒に使えば春らしい可愛い雰囲気に。


食品・料理
植物、自然食、天然物、無添加食品ナチュラルでマイルド、そして安全で、環境に優しいイメージ。パセリや香草のように、付け合せやトッピングに使うと、メインの食物が引き立ちます。緑と白と赤はイタリア料理の象徴。


インテリア・景観
鮮やかな緑はもっぱら植物に任せているようなところがあり、建物ではあまり使いません。鮮やかな緑を壁などの大面積で使うと、くどくうるさく、ジャングルのような暑苦しさを感じさせます。小面積にするか、植物の形を模すか、葉の裏のようなグレイッシュな薄い色にすれば比較的よくなじみます。白十字や救急箱の教護標識非常口の誘導標識安全第一が求められる危険場所での指導標識は緑です。逆に警告や危険を意味するところでは使わないようにしましょう。


商品・店舗・広告
緊張をほぐし、穏やかで平和的なイメージがあり、癒し系グッズや環境にやさしいエコロジー商品に非常によく合います。なじみやすく親しみのある色なので、警戒心をあまり持たれずにアピールすることができます。


仕事・勉強
自然界に多い緑は、疲れにくく、精神的にリラックスできます。競争意識ややる気を高めたいときには不向きで、争いを治めたい、敵意がないことを表します。


スポーツ
緑は疲れにくく、目に優しい色です。緑の植物に囲まれた自然の中なら、長期間のトレーニングにも耐えられ、ストレスが軽減されるでしょう。ボールは緑だと目立たず危険。もっと目立つ色が適しています。


映画・音楽・本
こども向けの絵本コーナーでは赤、青、黄とともに緑の背表紙が並び、カラフルで楽しい雰囲気を作っています。「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のような暗くて渋い緑の表紙は、もっと年齢が上になり重厚感があります。


自然
鳥の羽根の一部に緑がみられますが、動物からつけられた緑の色名は見当たらず、あっても黄緑の範囲になります。植物の緑は、葉緑素=クロロフィル色素が関係します。太陽光の中の、紫外線付近の青の光と、赤外線付近の赤の光を吸収して光合成を行うため、吸収されなかった緑色は反射して私達の目に届きます。海の中では、太陽光が届く浅瀬は緑の海草が多いのですが、深くなるにつれ赤の光が届かなくなり、青や緑の光を吸収しなければならず赤っぽい海草が多くなります。


次回は、配色例をいくつかご紹介したいと思います。(順次アップしていきます。)


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黄緑

 

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