おへそは切らないこと
山間の村を自宅出産に飛んで歩いていた産婆さんに聞くと、1日にいくつものお産をかけもちすることもあり、駆けつけるのが間に合わずに生まれてしまう人は多かったようです。
ですから、ひとりで産むことになってしまった時の最低限の注意はしておいたそうです。それは何かと聞いたら、「おへそを絶対切らないこと」でした。おへそは、実は、自然に血流が止まるだけのもので、あわてて切るメリットは別にないのです。逆に、素人が、消毒していないもので切ると感染が起きるかもしれず、とても危険なのです。
赤ちゃんを包んであげること
もうひとつポイントをあげるとしたら、赤ちゃんが寒くならないように、保温に心がけることです。産まれたばかりの赤ちゃんは体温調節がうまくできないので、部屋を暖かめ、清潔なバスタオルなどに包み、肌につけて抱いてあげると体温が安定します。